えちえち体験談

愛したひとが実の妹だった 〜バトルアク..

2007/08/21 13:50カテゴリ : その他

2時間後、カタメタワーに到着しました。
貴裕と綾香さんは、ぎゅっと手を繋ぎ、玄関に向かいました。

当然正面玄関はカギがかかっていました。 ビル全体が暗かったのです。
貴裕のPHSに着信がありました。

「お疲れ。正門の左側脇の通路の奥に警備員用の非常口がある。
 そこ開けといたから、そっからはいれ。」

善次郎さんからの指示でした。

「おいっ!それからどうすりゃいいん、、、、、、、、切れた。」

貴裕がしゃべり返す間を与えず、善次郎さんはすぐに電話を切りました。
貴裕と綾香さんが中に入ると、目の前は長い廊下になっていました。
10mくらいの廊下は、4つくらい部屋のドアがありましたが、どれもカギがかかっていました。
やっと一番奥の部屋の左側のドアだけは開きました。

ドアを開けると、さらに30mくらい廊下が続いていました。
10mくらい先の脇の部屋からは、警備員室のような窓ガラスの受付があり、
部屋の明かりが廊下に漏れていました。
貴裕がそっと警備員室を覗くと、なにやら中には、ガラの悪そうな不良のような男が3人、
談笑しているのが見えました。

そのうちの一人が貴裕に気づきました。
貴裕は瞬間的に目をそらしました。
綾香さんを連れて、どんどん早足で廊下を来た道と同じ方向に戻りました。

「おいっ!!!まてよぉおおぉぉお」

後ろから男が叫びます。
貴裕はとっさにちょうどすぐ脇にあった自販機コーナーに綾香さんを押しのけ、姿を隠させます。

貴裕が後ろを振り向き、にらみつけていると、警備員室から3人組が廊下に姿を表しました。

「こいつじゃね?さっきのおっさんが言ってた奴って。」
「あーー、これこれ、つーかこいつでいいよ。 てか、おんながいなくね?」
「ヤァ ヤァ、コンニチワ、イイテンキ」

3人組はどんどん貴裕の方に向かってきます。
(何だコイツラ・・・?! 間違いなくやばいっ!)

貴裕と3人組との間は30mくらい離れています。
その、中間よりもやや貴裕側よりのあたりに、左側にさらに廊下が伸びているのがわかりました。

3人組の真ん中のやつが、いきなり突進してきました。
貴裕は、その瞬間3人組に向かって同じく突進しました。
そして、左側に伸びている廊下に向かって、90度直角に曲がり、3人組をひきつけようとしました。

「おおおおおおおぃ!!まてよぉゴラァァァァ!!!」
「逃げんなこらぁ!!」
「マテアナアアア」

貴裕はわけがわかりませんが、とにかくあの3人組がやばいということは感じました。

(綾香は見つからないように、あそこでしばらく隠れてくれているといいが。。。
 さっきのやつは「女がいない」と言ってたから、綾香の存在は気づいていないはず。。。)

廊下を抜けると、ロビーのような、広いホールに出ました。
吹き抜けの2階への階段を駆け上がります。
そして、駆け上がったところにあった大きな観葉植物の鉢植えを階段に転がしました。

観葉植物は、土をめいいっぱい撒き散らしながら階段を転がり落ちます。
3人組はそれにひるみ足が止まりました。
そのスキに貴裕は2階の奥へ走っていきました。
「東日本営業本部」とプレートに書かれた部屋のドアが半開きになっているのを見つけ、
とっさにその部屋に逃げ込み、ドアを閉めました。
中は普通のオフィスのようになっていて、真っ暗な広い部屋には人っ子一人いません。
貴裕はゆっくり身を潜めて、体力を回復させることにしました。

ふと見ると、部屋の入り口近くのカウンターのところにカギの束があるのを発見しました。
貴裕は、とりあえず何かに使えそうだと思い、カギ束を拝借することにしました。

と、その瞬間、PHSが着信しました。
マナーモードにするのを忘れて、大きな着信ベルが鳴り響きます。

(やばいっ!俺のバカっ!)
すぐに電話に出ると、善次郎さんでした。
「どうだ? やさしいお兄さん達に遊んでもらっているか?」
「一体どういうつもりだっ!」
「とりあえずさ、最上階の7階まで上ってきなよ。エレベータ止まってるけど。
 綾香はちゃんと連れているかい?うははは。」
「あいつらは一体・・・」
「ああ、お金あげてさ、こういう生意気な小僧が来るから、遊んであげてって、
 適当に雇ったんだよ。 こういう敵キャラがいた方がおもしろいだろ。」
「はぁ??」
「彼らはね、貴裕、お前をボッコボコにして、綾香だけは俺のところに生け捕りにするよう
 依頼しているんだ。 賞金をかけてね。 すごいだろう。
 がんばって7階までたどり着くんだぞ!じゃな!」
「ちょっ、、、」
また電話を一方的に切られました。
そのとき、廊下をガンガンこちらへ向かって歩いてくる音がしました。
さっきの3人組みでした。
やはり電話の着信音で気づかれてしまったようです。

貴裕はとっさに一番奥の机の下に身を潜めました。
ドアが乱暴に開けられ、3人組みが侵入しました。
「オオイ!ガキ! ドコデスカ!」
「つーか、女もいるはずなんだけどなぁ。 いねぇじゃん。」
「あれじゃね、こいつがターゲットじゃないんじゃない?」
「でももういいよ、こいつってことで。 女もテキトーにさらってくればいいしさ。」

3人組みは手当たりしだい、机やロッカーを乱暴に蹴り倒しながら貴裕を探しています。
だんだん貴裕が隠れている机に近づいてきました。
「おーーい!この部屋にいるんだろ!でてこいやーーー!」
(何か・・・無いかっ?)
貴裕があたりを見回すと、目の前には消火器がありました。

「ウオオオ、コイヤァ!」
いよいよ3人組の内のデブの男が貴裕の机に近づきました。
貴裕は消火器を握り締め、いっきにデブにぶちまけました。
「ルラッ!」
デブは怯み、顔を押さえつけてうずくまりました。
消火器が出切る前に貴裕は、消火器本体を、その後ろにいた3人組みの天パーの男に投げつけました。
見事クリーンヒットし、天パーの男もうずくまりました。

そのまま2人を飛び越えて、貴裕は部屋を脱出しました。
「おおおおおりゃあああああああてめぇえええまてええごらああああああああ」
恐ろしい怒鳴り声で3人組のリーダー格っぽい男が追いかけてきます。

再びホールに戻ってきた貴裕は、階段を駆け下りず、そのまま1階へ飛び降りました。
そして階段の裏側にあった1階廊下へ走り出しました。
先ほどの「東日本営業本部」の部屋とちょうど真下のあたりまできたところ、
廊下は4方向に伸びていました。

真正面の廊下は、20mくらいで行き止まりになっています。
貴裕は右に進みました。
途中いくつもの部屋がありましたが、全部カギがかかっていました。
カギ束の中にはどこかの部屋のカギがあると思いましたが、
いっこいっこ確かめている暇はほとんどありません。

廊下の行き止まりに来てしまいました。
行き止まりの最後の扉に手をかけましたが、やはり開きませんでした。

(くっそ、どうする、、、戦うか?)

貴裕が振り返ると、十字路のちょうど真ん中にリーダー格の男が立っていました。

「行き止まりだなぁああぁ、、、ねぇ」
貴裕は身構えました。

(やばい、、、怖いけど、やるしかない、、、、)
リーダー格の男がナイフを取り出し突進してきました。
そしてナイフを右手に持ち、貴裕に振り下ろしました。
貴裕はとっさに、右腕でかばいました。
そのまま右腕を切り付けられました。

貴裕の脳裏に、早紀ちゃんの事件がよみがえります。

そのまま負けじとリーダー男に体当たりをしました。
しかしリーダー男は跳ね飛ばされず、貴裕に蹴りをかまして弾き飛ばしました。

ポケットに入れていたカギ束が床に転がりました。
リーダー男は貴裕の髪の毛をわしづかみにし、ナイフを貴裕の首筋にあてがいました。
初めてリーダー男の素顔を間近でみました。
耳だけでなく目と口と鼻に飾られたピアス、目の下の黒いくぼみ、細くつりあがった目、
狂気の顔でした。

「まじでさぁ、おとなしくボコられないと、殺しちゃいそうだよ」

貴裕は、手元をまさぐり、転がったカギ束を探り当てました。
そのまま右手にカギ束を握り締め、カギの先っぽを男のコメカミに打ち付けました。

「くっ、うあ」
一瞬怯んだリーダー男の右腕に渾身の力をこめて噛み付きました。
「あててててて!!!!!!!!!」

リーダー男の手からナイフが落ちました。
貴裕はそのナイフを拾い上げて、リーダー男に突きつけました。
しかしリーダー男はニヤリと笑うと、構わず貴裕に殴りかかります。

重たいパンチを食らった貴裕は、ナイフを弾き飛ばされ、床に倒れこみます。
そのままマウントポジションをとられてしまう貴裕、笑うリーダ男。 
圧倒的な体力の差は、どうしようもありませんでした。
「おらあ!あはぁ!」
リーダ男はパンチの雨を貴裕の頭に叩き込みました。

(やばい!殺される!)

貴裕は腕でガードしましたが、とても攻撃をかわしきれませんでした。
とっさに貴裕は腕をのばしリーダー男の胸倉をつかみました。
いっきにリーダー男の顔との距離を縮めさせ、リーダー男のまぶたのピアスに手をかけました。
そしてそのまま引きちぎりました。

「あああっ!!!」

リーダー男は、たまらずもんどりうちました。貴裕は起き上がり、悶絶しているリーダー男の金玉を
何回も何度も蹴り上げました。
いつの間にかリーダー男は気絶していました。
(そろそろ、綾香が心配だ、、、)

貴裕が3度ホールに戻ってくると、
デブと天パーが階段を下りてくるところでした。
「うぅーーいてぇーー、くっそーもうやってらんねぇお」
「メ、イタイ」
「あのガキ、マジで殺してやる」
「ツーカ、オンナ?」
「どっかにいるんじゃねぇ?
「ゲンゾー イネェ?」
「しらねぇ、あのガキ追っかけてった、、、」
「オンナサガス?」
「探すか?」

(まずい、、、綾香を早く安全な場所に連れて行かなきゃ、、、)

そう思った矢先でした。
先ほどの廊下から、綾香さんがこちらに向かって歩いてきます。
(綾香!! バカッ!!何やってんだ!)
「オアアアアアアアアアア!!オンナハッケーーーーン!!!」

デブが目ざとく綾香さんの姿を見つけてしまいました。
それに続く天パー、嬉々として綾香さんに向かって走っていきました。
「やめろ!」
貴裕は二人の前に飛び出しました。

「てめェぇぇ、、コラァ」
天パーが威嚇します。
何も考えず飛び出してしまった為、貴裕はさっきのカギ束以外、
何も武器を持っていないことに気づきました。

(まずい、どうする・・・!)
「貴裕さん、、、ごめんなさい、、心配になって来てしまいました、、、」
綾香さんが貴裕のそばにぴったり寄り添いました。

「綾香、、、走れるか?」
「はい、、、」
「とりあえず逃げよう、、、何か武器になるものを、、、」
「わかりました、、、」
10mくらい離れた先の二人は、なにやらもめていました。
「オマエ、コイツボコル、オレ、オンナツカマエル」
デブが天パーに命令すると、天パーは
「おまっ、オレがおんなの方だべ?!おいっしーすぎんだよ!」
と、ちょっとした言い争いを始めていました。
(いくよっ、、、!)
その隙に貴裕と綾香さんは、警備員室への廊下に駆け戻りました。
「コラアアアアマテェエエ」
デブと天パーはものすごい形相で追いかけてきます。
手をつないで必死に走る貴裕と綾香さん。
廊下を曲がり、警備員室に入りました。
(ここなら、何か武器が!)
ひとまず警備員室のドアのカギをかけました。

すぐに二人が追いついてきました。

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
「アケルォゴラァアァァ!!!」
「おいっ、こっちだ!」
天パーは、警備員室の受付カウンターの窓ガラスを破り、するりと入ってきました。
デブはその身の重さから、なかなか入ってこれませんでした。

(いいぞっ!これならひとりずつ相手できる、、、!)
貴裕は壁にかけられていた、警備棒を握り締めました。
綾香さんも防犯用カラーボールの箱に手をかけていました。
天パーは、ポケットからスタンガンを取り出しました。
バチバチバチっと、電流を発射して威嚇してきました。
「これ、すごく痛いぞっ、、死ねるよ?」

天パーと貴裕は2つの事務机を挟んで対峙していました。

天パーはひらりと事務机の上に飛び乗り貴裕に襲い掛かりました。

貴裕は警備棒を天パーの手首めがけて振り下ろし、スタンガンを打ち落とそうとしました。
しかし、手首にはあたったものの、あまり天パーは聞いていません。
あっというまに貴裕は、天パーに頭をアイアンクローされてしまいます。
天パーは、スタンガンを貴裕の首に近づけました。
スタンガンの先っぽの冷たい感触が、とてつもなく恐ろしく感じました。

瞬間的に貴裕は、事務机のデスクマットを持ち上げました。
天パーは貴裕の頭をつかんだまま、前につんのめり、床に落下しました。
そのまま貴裕はひたすら警棒で滅多打ちにしました。
綾香さんも懸命にカラーボールを投げつけていました。

「っそがあああああ」
天パーは貴裕の足をつかみ転ばしました。
貴裕は床に打ち付けられました。
カラーボールペイントで頭を緑に染めた天パーは立ち上がり、猛烈なキックを貴裕のわき腹に入れました。
「あぐっ!!」
貴裕は、何度も叩き込まれるキックを必死にガードしていました。
そしてスキをみて、その蹴ってくる足をつかむとまた再び引き倒しました。
天パーは2度床に倒れましたが、すぐ起き上がり、スタンガンをバチバチさせながら貴裕に襲い掛かりました。

貴裕は壁際の棚の上に、電動ポットがあるのが見えました。
とっさにその電源コードを一気に引き手繰り、電動ポットを手元に取り寄せました。

天パーが貴裕に覆いかぶさろうとした瞬間、貴裕は電動ポットの中身を
天パーにむけてぶちまけました。

「熱ぅあ、ひぎゃあああああああああああああああ!!!!!」

天パーは火傷だけでなく、自分のスタンガンに感電してその場に倒れこみました。

「きゃああああっ!!」
「綾香っ!!」

天パーと格闘している間に、デブがこちらに侵入してきて、綾香さんに抱きついていました。
「デブがあああああ」
天パーからスタンガンを奪い取り、貴裕はデブに向かって突進します。
デブは信じられない怪力で綾香さんを持ち上げると、貴裕に向かって投げつけました。

「きゃあああああああ」
「うあああ」

貴裕と綾香さんはそのまま倒れこみました。
「綾香っ、大丈夫かっ?」
「うん、、、平気、、、です、、、、」

すぐさま貴裕は、周りのものを手当たり次第、デブに投げつけます。

デブはなかなか間合いを縮められず、戸惑っていました。

「グゥウウ、テメェ」
デブは腰に巻きつけていた、なにやら武器のようなものを引き出しました。
先っぽにこぶし大の分銅が付いた、チェーンでした。

それをデブは鎖鎌のようにブンブン回しています。
「シネ!シンジャエ!」
鎖鎌が猛烈なスピードで貴裕を襲います。
貴裕とデブは机2つ分離れているにも関わらす、貴裕の左頬に分銅がヒットしました。

「あがっ!!!」
貴裕は猛烈な痛みを覚え、うずくまります。
そのスキにデブは間合いを縮めて、貴裕にのしかかってきました。

デブは貴裕の首を絞め始めました。
「きゃあああああ、、やめてぇえええええ」
綾香さんは必死でデブを引き剥がそうとしますが、デブはぴくりともしません。

貴裕は、近くに落ちてたボールペンを見つけました。
それを拾い上げ、ボールペンをデブのわき腹に突き刺しました。
しかしデブはものともしません。
何度も何度も突き刺しましたが、脂肪がガードの役目になっているのか、デブは平然としています。
薄れゆく意識の中、貴裕は、デブがすこし腰をうかせているのに気づきました。
(もう、これしかない!)
右手で狙いをさだめて、、、デブの肛門に、ボールペンを突き立てました。

「アヒエエエエエエ!!!」
デブはビックリして貴裕から離れました。

「ゲホッ!ゲホッ!グホッ」
貴裕は咳き込みながらも必死で呼吸を再開し、デブの使っていたチェーンを奪ってまた再び間合いを取りました。
「オイ、オマエ ソレ、ツカエネェ、オレノブキ!」

デブはお尻を押さえながら涙目で叫びます。

貴裕はデブの方向に向かってチェーンを投げつけました。
分銅はデブに当たらず、後ろのロッカーの取っ手に巻きつきました。

「ドコネラッテル!ウハハハ!」
デブが起き上がり貴裕に再び襲い掛かろうとしたその時、
貴裕は、思いっきりチェーンを引きました。

「せいっ!」

壁際のロッカーはそのまま倒れこんで、デブを下敷きにしました。
「アガガガ」
身動きが取れないデブ。 とどめにスタンガンでデブを気絶させました。
「貴裕さん、、、」
「綾香、怪我は無い?」
「はい、大丈夫です、、、貴裕さんは、、、」
「OK、OK。 これでとりあえず、、、
 でも、まだどんな罠があるか分かったもんじゃない!
 綾香、やっぱりここはすごく危険だ、、、今からお前だけはここから出て警察に通報してきてほしい!」
「え、、う、うん、、でも、貴裕さん、、」
「いいから、お願い。」

そういいながら、二人は警備員室を出て、元来た道を進み、入り口のドアまで来ました。
ドアを開けようとしたところ、なんと、外側からいつのまにかカギがかけられていて、開きませんでした。
「あれっ?どうなってるんだ!」
「貴裕さん、、、これって、閉じ込められたんですか?」

PHSの着信ランプが光りました。 マナーモードなので、バイブレーションの振動のみが伝わります。
「あ、善コールだ、、、くそっ」
貴裕が出ました。

「帰ろうったって無駄だよ。 すごいね、3人組をよく始末できたね! はやく7階へ来いよ。」
「おいっ!ざけんな!何を考えてんだ!」
「そうそう、そのカギ束のカギ、つかえよ。じゃ。」

また電話は切れてしまいます。
(なぜさっきから俺の行動が、、、あ、監視カメラか!)
見渡すと、廊下には監視カメラがありました。
おそらく、さっきの営業本部部屋にもホールにも廊下にも、カメラがあったのでしょう。
いくあてがなくなってしまった貴裕は、さっきのカギ束で、この部屋のどこかが開くかどうか、試していきました。
すると、ようやく、警備員室廊下の向かいのドアを開くことのできるカギが見つかりました。
貴裕と綾香さんは、向かいのドアをくぐりました。

そこは非常階段のホールでした。

「このまま、7階まで上ろう。」
「はい」
愛したひとが実の妹だった 〜ノスタルジー編〜 に続く

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