えちえち体験談

レイナ2

2014/05/25 23:19カテゴリ : 友達との体験談

俺の家は、そこから自転車で五分もかからない。 
本当に近所だ。 
自転車を置いて玄関に入ると 
彼女は俺を招き入れてリビングで飲み物を出してくれた。 
その日は三十分くらいで帰ってしまったけど、 
それがきっかけで時々一緒に帰るようになったり 
彼女の家に上がって短い時間だけど話すようになった。 

そんな日々が続いて夏休み前の期末テスト期間中の事。 
テスト期間中は校内に残っている事が出来ないから、 
ほぼ強制的に生徒全員が帰宅させられた。 
部活も出来ないし、 
どこかで遊んでいるのを教師に見付かると 
怒られるのもあるから素直に帰る人が多かった。 

俺も赤点は取りたくないし 
遊ぶならテストが終わってからだ、と思っていたから、 
どこにも寄らず真っ直ぐ帰っていた。 
だから、その間、 
二日か三日に一回の割合で彼女と一緒に帰った。 
その日も二人並んで自転車を漕ぎながら話をした。 
「ちょっと、寄ってく?」 
彼女の家の前で、いつもみたいに俺に訊いてきた。 
一緒に帰っても必ず彼女の家に上がるとは限らない。 
二、三回に一回程度だったと思う。 
その日は勉強しないといけないと思っていたけど 
彼女の誘いに乗ってしまった。 
きっと勉強続きでストレスが溜まっていたんだろう。 

誰かと話して遊べない不満や 
テストへの苛立ちをぶちまけたかったのかもしれない。 
すっかり慣れた感じでリビングに上がり込む。 
何回か彼女の家に来ていたが、いつ来ても誰もいない。 
一度、「両親は?」って訊いたら、 
「仕事」って簡単な答えが返ってきた。 

夏が近付いてきたような暑い日だったから、 
出された麦茶が美味かった。 
リビングのソファに向かい合って座り学校やテストの話をした。 
彼女の外見からクラスでは怖がられているみたいだけど、 
こうして話していると、昔と何も変わらない気がする。 
何でこんな格好をしているんだろう? って 
疑問に思ったけど、さすがにそれは訊かないでおいた。 

そうして話していたら、段々話題がなくなってきた。 
もう帰ろうかなって思った時に 
彼女がテレビを見ようって言い出した。 
「こっち、おいでよ」 
彼女は隣を指して言う。 
俺の後ろにテレビがあったから移動しろという意味だ。 
俺達は隣り合ってテレビを見始めた。 
早い時間に帰ったから 
昼ドラか再放送みたいなのしかやっていない。 
その中でサスペンス物に目が留まった。 
浮気とか不倫とか 
男女のドロドロした恋愛が背景にあるようなものだ。 
「こういうのってさぁー、ホントにあるのかね」 
彼女が呟いた。 

「何が?」 
「だってさ、こういうのって必ずっていうほど浮気とかしてない?  
そういうもんなのかな?」 
俺は正直、経験がなかったから何とも言えない。 
「二人っきりだからって何かあるわけじゃないでしょ?」 
「そうかな」 
「そうだよー」 
こっちを向いた彼女の表情を見たら急にドキドキしてきた。 
隣にいる彼女は制服のままで 
短いスカートから太腿が覗いている。 
上着は夏服だったから、とても薄い素材だ。 
教室にいる時は何とも思わないけど、 
こうして部屋に二人っきりという状況での彼女の服装は刺激的で、 
改めてそう考えると次第に緊張してきた。 

「だって、私、誰かと二人になっても、こんな事ばっかりじゃないよ?」 
「まぁ、テレビだからね、これは」 
「今だって、何もないでしょ?」 
「それと、これは違うと思うけど……」 
あまり彼女を見ないように言った。 
彼女は不満そうに口の中でぶつぶつと呟いている。 
テレビの中ではベッドシーンが始まった。 
と、言っても演じている俳優の上半身だけが露出していて、 
他はシーツに隠されている。 
勿論、女優の方は肩しか見えない。 
エッチも明らかに擬似なのがわかる。 
テレビなんだから当たり前か。 
それでも、そのシーンは 
彼女の言葉と相俟って俺の感情を刺激してきた。 

はっきり言って、それだけで少し勃っていた。 
細かい話の筋はわからなかったけど、 
どうやら男が女に迫っているみたいだ。 
「うわー……、へぇー……」 
彼女は、それに見入りながら呟いている。 
それから、こう言うのが聞こえた。 
「男ってさー、こう見ると、なんかケモノだよね」 
そう言って脚を組みかえて左脚を上にしたから 
右に座っている俺から見える太腿の面積が増えた気がした。 
太腿の内側が見えるのって、何かエロい。 
その時、そう思った。 
誘ってるのかな? 
天然なのかな? 
今、考えてもわからないけど、 
当時の俺は興奮して混乱していた。 

彼女がどんなつもりかなんて考えられなくて、 
ただエロい気持ちになった。 
とにかく触りたい、抱きしめたいって。 
でも、そんな事は出来ないから、 
せめて勃起しているのだけは彼女に気付かれないように 
必死で隠していた。 
そんな俺に構わず時々、彼女は女優の真似をしたりする。 
「やめてぇ」とか「私には亭主が……」とか。 
それも色っぽく。 
だから、 
俺もその冗談に乗っかって俳優の振りをしようとした。 
それで手でも握れればいいか、と。 
正直に言うと、 
その時にはキスも未経験の童貞だったから、 
女性に触れるだけでも大事件のような気がした。 

そうして、俳優の台詞を真似て彼女の調子に合わせ始めた。 
すると、何となく楽しくなってくる。 
彼女も同じみたいだ。 
画面は二人が抱き合うみたいなシーンになったから 
俺は彼女の方を向いて正面から肩に手を伸ばそうとした。 
両肩を押すみたいにする。 
当然押し返されるだろうと思っていたら、 
彼女は横に手をついて左手一本で寄り掛かるみたいに 
自分の体重を支えていたんだけど、 
俺が肩に触れた拍子に偶然なのか肘が折れて 
背中から後ろに倒れてしまった。 
そんなに強く押したつもりはないのに俺は驚いた。 

もっと予想外だったのが、 
俺は彼女の肩に押し返されるつもりで 
体重を掛けていたのに彼女が倒れてしまったから、 
押し倒すみたいな形に覆い被さってしまった事だ。 
ソファに横向きで倒れこむ俺と彼女。 
一瞬の状況の変化にお互い無言になる。 
目を見開いて驚いたような彼女。 
その瞬間、 
それまで我慢していたのが急に爆発したみたいになって 
俺は彼女を抱きしめてしまった。 
ソファがあって背中に手は回せないから 
肩を掴んで押し倒したみたいな体勢だ。 
もう夢中で顔を寄せて 
髪に埋めるようにしたら、すごくいい匂いがした。 
シャンプーみたいな香水みたいな。 

胸元からも似たような香がする。 
シャツは第二ボタンまで開いていたから、 
ちょっと顔を傾ければ簡単にブラが覗けた。 
実際、白いものがチラチラと見える。 

すると、頭の中がぼーっとしてきた。 
興奮で視界が狭まる感じ。 
そのまま夢見心地で圧し掛かっていたら、 
すぐ耳元で冷たい声がした。 
「何、サカってんの?」 
今まで聞いた事ないような口調に思わずビビッてしまった。 
背筋がひやりとして彼女の方を見られない。 
(こえぇー) 
内心、そう思ったけど、 
その時は恐怖よりも若い性欲が勝った。 

それに、こんな密着した体勢で 
エロい気分になっている状況から急に素に戻るのは難しい。 
しがみつくみたいに抱きついて金髪に顔を埋めた。 
もう、あとで怒られたって構わない。 
今、思うと必死な童貞のイタイ姿だ。 
俺が離れないから彼女は更に言った。 
「それに、何これ? さっきから当たってるんだけど?」 
膝の辺りを持ち上げるようにして 
俺の股間をグリグリと擦る。 
足踏みするみたいに膝を揺すってきた。 
(おうぅ……ぅぅ……) 
漏れそうになる声を抑える。 
チンコに触っていた柔らかいのは、やっぱり太腿でしたか。 

夏服のズボンは生地が薄くてジーンズなんかよりも 
感触がダイレクトに伝わってくるので、押し倒してから 
勃起したのを彼女に押し付けている自覚はあった。 
逆に言うと、それだけ太腿の感触もわかる。 
だから、膝の辺りで股間を擦られるのは痛いようでもあるが、 
実際は気持ち良さの方が大きかった。 
声を上げそうになるのを、 
こんな機会は二度とないだろうから、と思って我慢する。 
合わせた胸元からは制服の薄いシャツ越しに 
柔らかい彼女の胸の感触がわかった。 
外見は中肉中背だったけど、胸は結構ありそうな感じ。 
そう思うと余計に興奮した。 

なかなか俺が離れないから、 
彼女は空いている手を伸ばして、 
今度は俺の股間を掴んできた。 
「何これ? って訊いてるでしょ?」 
責めるような口調。 
さっき話していた時とは別人みたいだ。 
正直怖い。 
反射的に若干腰は引けたけど俺は無言。 
「めっちゃ硬いんだけど? ……どういう事?」 
言いながらガチガチのチンコをズボン越しに揉み回す。 
その反応から 
俺は彼女が既にエッチの経験があるんだ、と思った。 
こんな余裕のある処女はいないだろう。 

彼女の態度が俺の記憶にあるレイナらしいものだったら、 
きっと恥ずかしいみたいな感情が湧いたと思う。 
だけど、そんな風に大胆な態度をされると、 
まるで別人のように思えた。 
だから、俺は、この子はレイナじゃないんだ、 
俺は、ただ単純に金髪ロング、少しクールで 
美形な高校生に抱きついているだけだ、と思う事にした。 
それに、相手に余裕があるなら 
俺の方が甘えてもいいんじゃないか、とも思った。 
それで、経験豊富な歳上の人にするみたいに 
「ごめん!」とか「好き!」みたいな事を夢中で言いながら、 
ますます激しく抱きついていた。 
「ちょっ……落ち着けっつーの!」 
「無理」 
何とか宥めようとする彼女と、それを聞き入れない俺。 

そんなやり取りを繰り返す。 
鼓動は激しくなる一方だしチンコは一向に元に戻らない。 
しばらくしたら彼女は黙ってしまった。 
きっと怒っているか呆れているのだろう。 
キレられるまで、このままでいようと思った。 
そうして、どれくらい経ったかわからない頃、 
大きく溜息をつくと彼女は俺の耳元で囁いた。 
「どーすりゃいいのよ」 
「……わからん」 
俺も正直、自分がどうしたいのかわからなかった。 
部屋の雰囲気と彼女の服装と偶然に影響されて 
抱きついてしまったけど、その先、何を求めているのかなんて 
明確な目的はなかった。 
「これを、どーにかすればいいわけ?」 
そう言って俺のチンコにある手を動かした。 

本当は否定して、 
そんな単純な問題じゃないって事を言いたかったけど、 
こんなに硬くしてたら、それも白々しい。 
それで答えられずにいたら彼女は、こう提案してきた。 
「じゃあ…………してあげるよ」 
驚いて、ここで初めて彼女を見る。 
目が合うと、口元を上げて、うっすらと笑っていた。 
「我慢できないんでしょ?」 
俺は小さく何度も頷いた。 
「じゃあ、立って」 
彼女の言葉に従ってソファの傍に立つと 
ベルトを外されて下着ごとズボンを下ろされた。 
押さえつけられていたチンコが飛び出す。 
「ぅわっ……でかっ……」 
思わず呟くと飛び出したものに手を添えてきた。 

「てゆーか……かたっ……」 
最初は恐々だったが、その手を緩やかに動かし始める。 
柔らかく冷たい手の感触が気持ちいい。 
彼女は観察するように手のひらで皮を上下しながら 
感心した表情で俺を見上げて言った。 
「ガッチガチだねぇ、コレ……痛くないの?」 
俺は黙って首を振る。 
彼女は、それを見ると無言で頷いて手コキを始めた。 
経験のなかった俺は、そんな事でも充分気持ちいい。 
細くて柔らかい彼女の手が滑らかに動く。 
適度な力加減は自分でするのとは 
比べものにならないくらい良かった。 
やり方に変わった所はない。 
ただ上下している手が違うだけなのに別次元の快感だった。 

しばらく、されるがままで快感に身を任せていたが、 
それが急に変化した。 
それまではスルスルという感じでチンコの表面を撫でていたのが、 
不意にある時からヌルヌルとした感触に変わっていた。 
不思議に思って覗き込んでみると、 
チンコの先からはかなりの量の我慢汁が。 
どうやら、それが零れ、 
彼女の手に伝わって潤滑油の役割を果たし始めたようだ。 
それを伸ばすように、 
チンコに擦り付けるように動かされると、ますます気持ちいい。 
特に親指の第一関節が、ちょうど亀頭の裏側の部分に当たる。 
その度に痺れるような刺激が下半身を襲った。 
ヌルッ……ヌルッ……ヌルッ…… 
何もなくても充分気持ち良かったのに、そんな夢のような状態は 
童貞の俺には刺激が強過ぎて、すぐにイキそうになった。 

彼女に、それを告げる。 
「もう、イキそう……」 
「あ、じゃあ、ちょっと待ってて」 
そう言うと彼女は俺を置いてキッチンの方に向かった。 
何をしに行ったのかと思ったら 
ボックスティッシュを片手に戻ってきた。 
それから、また元の位置に座って手コキを再開する。 
間が空いたから少し興奮も冷めるかと思ったけど、 
そんな事は全然なくて、すぐに限界が来た。 
「出る?」 
彼女にも、それがわかるのだろう。 
さっきよりも少しだけ握る手に力を入れて、 
上下動のスピードを上げてきた。 

ヌチャ……ヌチャ……シュッ、シュッ……ヌルッ…… 
そうやって追い込みに入られると 
俺は持ち堪えられなくて、彼女に限界なのを知らせて射精した。 
その瞬間、思わず彼女の肩を掴んでしまう。 
ドクッ……ドクドクッ…………ドクッ…… 
何度も呼吸するようにチンコは精液を吐き出す。 
彼女の空いている手にはティッシュが用意されていて、 
俺がイク瞬間にタイミング良く、それを被せてきたので、 
どこにも零す事なく大量の精液を出し切れた。 
俺の射精が治まると 
彼女は新しいティッシュで丁寧にチンコを拭いてくれた。 
「ふふっ……すごーーい。いっぱいだねー」 
俺を見上げて笑顔の彼女。 
その言葉通り、自分でする時の何倍も気持ち良くて、 
その快感に比例するみたいに精液が出たような気がした。 

量ってないからわからないけど、 
感覚的には普段の倍くらい出たんじゃないかって思った。 

その後、俺は服を来て彼女の家を出た。 
怒られるかな、と思ったけど、 
意外にも彼女は普通で、少しだけ話した後、 
見送りに玄関まで来てくれた時も笑顔だった。 
「絶対、誰にも言うなよ」 
別れ際に彼女は俺に釘をさした。 
俺は当然という顔をして頷いた。 
それから家には、すぐに着いたけど、 
その日は彼女の指の感触や午後からの夢のような時間を 
思い返して勉強どころではなかった。  
寝るまで、ずっと彼女の事ばかり考えていたような気がする。俺に釘をさした。 


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