保育士の専門学校の音楽表現の時間に劇を発表する授業があった。
  グループごとに演目を決め、役を自分達で決めて発表するんだけど、皆私服での発表だったが、それぞれの役に何となく合わせた服で発表していた。その中の１つのグループが大きなかぶの劇をやっていた。
おじいさん、おばあさん役が出てきた後に恭子ちゃんという、クラスでもおしとやかなお姉さんタイプの女の子が孫娘役で出てきた。恭子ちゃんは白い清楚な服に下は膝より少し上の丈の青いスカートで登場した。
音楽に合わせて可愛く踊りながら登場し、かぶが抜けずに倒れると、オリジナルで作ったのだろうが、次はぼっちゃん役を呼んでいた。
  ぼっちゃん役のクラスでもムードメーカーの由紀さんが音楽に合わせて軽快に登場すると、何を思ったのか、いきなり恭子ちゃんのスカートを捲ろうとしはじめた。
必死に抵抗する恭子ちゃん。手を払われても執拗に捲ろうとする由紀さん、まぁ、下に見えてもいいのを履いてるんだなぁと思いつつ見ていたが、ついに由紀さんの手が恭子ちゃんのスカートを捉えた。
  バサッと捲られたスカートの中は普通に薄い水色のパンツだった。これには観客の男子も女子もびっくり、「良いのか、コレ」と笑う男子に「キョンキョンパンチラ〜」とはしゃぐ女子、にも関わらず生パンがチラチラ見えているのに気付かない由紀さんは何回も恭子ちゃんのスカートを捲ってしまっていた。が、恭子ちゃんが耐えきれなくなり、その場にしゃがみ込んだことで由紀さんも気付き、恭子ちゃんが恥ずかしさのあまり、そのまま演技が続行不可能になり、先生もまぁ仕方ないと、そのグループは強制終了となった。

  後で聞いた話では、やんちゃな役を表現したかった由紀さんの完全なアドリブだったらしい。由紀さんは恭子ちゃんにめちゃくちゃ謝っていた。ただ、恭子ちゃんにとってはクラスの男子も見ている中で、スカートを捲られるという最悪な出来事だった。
  さらに、この日の発表は見ているグループの生徒がスマホでムービーを撮ったり、ビデオカメラで撮影してる男子もいたので、恭子ちゃんの突然のパンチラは何人ものクラスメートにバッチリ記録されてしまっていた。
  俺もスマホで撮影していたが、恭子ちゃんの捲られパンチラ、しゃがみこんだ時にもパンチラをしているのがバッチリ写っていた。
  恭子ちゃんは「消しといてください。」と皆に向けて言っていて、男子と「わかったよ」と笑いながら言っていたが、大多数は結局消さずにいたと思う。特に意識していた子ではなかったが、恥ずかしがる顔とパンツを何度もおかずにした。
  特にビデオカメラで撮影していた男子は恭子ちゃんに告白した過去もあったので、彼にとっては相当ラッキーな出来事だったに違いない。後日そいつの家に遊びに行った時に見せてもらったが、パンチラのところで一時停止をしたり、恭子ちゃんのパンチラ鑑賞会になっていた。

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