えちえち体験談

おしりな栞ちゃん

2013/11/21 13:17カテゴリ : オリジナルフィクション

栞ちゃんにとって、一週間の中でも水曜日は特別な日にあたります。
 なぜなら、その次の木曜日は資源回収日ということもあって、お家からすぐのマンションの集積場に、決まってとある本が捨てられているのを知ったからです。
 ずいぶん前のこと、学校帰りににわか雨が降ってきて、雨宿りすることにしたマンションの駐車場脇、人目につかないところにある集積場を何気に覗き込んだとき、栞ちゃんはその本と出会ってしまったのでした。
 その本とは、大人の女性がお尻の穴を曝け出していたり、変な道具をお尻の穴に入れられていたりする写真が満載の、俗に言うアナル系投稿雑誌だったのですが、もちろん、栞ちゃんにそんなことがわかるはずもありません。
 それでも、自分以外にお尻の好きな女の人がいると知ってからというもの、こうして毎週水曜日には、学校帰りに決まってこの集積場を訪れるようになっていました。
「……すごい――」
 と、ため息混じりに本のページをめくる栞ちゃんもまた、ある意味ではすごい格好です。
 写真の女の人同様、お尻丸出し――スカートとパンツは脇に畳んで置いてあります――で、お尻の穴をひくひくさせていることからも、興奮状態にあることが窺い知れます。
(……栞も……こんな風にされたら――)
 ページを捲る手が、お尻の穴を指で広げられている写真のところで止まって、栞ちゃんも女の人と同じ格好で膝をつくと、誰もいない後ろに向かってお尻を突き出しました。
「……ぁん……おしり……おしりぃ……」
 この日のために、学校できちんとうんちを済ませてきた栞ちゃん、たっぷりと唾をつけた人差し指と中指を、そっとお尻の穴にあてがいました。
 平日の午後もいいところの時間帯ですから、本来であれば木曜日の朝に出すように言われている古新聞や古雑誌を捨てにくる人が、そうそういるはずもありません。
 ですから、これまで誰にも見咎められることのなかった栞ちゃんの行動は、この秘密の場所を訪れるたびにエスカレートしていって、今ではこうしてオナニーをすることにも、何らためらいはありませんでした。
「……おしり……おしりぃ……おしりぃっ……!」
 いけないことをしているっていう自覚があればあるほど、体は言うことを聞いてくれません。万が一、誰かに見られたらどうしようという心配も、お尻の穴からせり上がってくる感覚を前にしては、見られたって構わないとさえ思ってしまうほどに。
 にゅちにゅちにゅち……。
 度重なるお尻弄りの成果なのでしょう、にゅちっと粘っこい音を立ててほぐれつつあるお尻の穴は、指二本を根元まで咥え込んでいます。
「ふぅうぅ……っうぅんんっ!」
 息んだり深呼吸したりするごとに、お尻の穴は徐々に広がりを見せて、それに比例するように、ぴったりと閉じ合わさったあそこからは透明な雫が滲んできました。
 ……みゅちみゅちみゅち……。
 一見して大人しそうな栞ちゃんからは、まるで想像もつかない大胆なオナニーですが、指が止まってくれないのだから仕方ありません。
誰かがくるかもしれないという不安も、今の栞ちゃんには興奮を高めてくれるものでしかなく、胸のどきどきは最高潮に達して、滲み出していた愛液は糸を引くくらいになっているのですから、よっぽど感じてしまっているのでしょう。
「……っは……きもち……ぃ……」
 声を押し殺してオナニーに耽る栞ちゃんの幸運は、しかし、今日のこの瞬間までだったのでした。
「やあ。――ここで何してるの?」
 何をしているかなんて、そんなの見ればわかるというのに、急に背後から投げかけられた男の人の声に、栞ちゃんはびくっと肩を震わせました。
これが空耳だったなら――という一縷の望みも、振り返ったことで目にしてしまった、集積場の入口を塞ぐようにして立っている男の人のせいで、物の見事に打ち砕かれてしまいました。
 顔は逆光になっていて、よく見えません。声からすれば若い人のようですが、今の栞ちゃんが置かれている状況に、果たしてそれがどれほどの意味を持つことやら。
「……っ! ……ぁ……ぅ……」
 何かを言わなければと思うほど、喉の奥で詰まった声は、意味を成す言葉になってはくれませんでした。
 ショックのあまりに固まってしまった栞ちゃん、お尻に指が入りっぱなしなのにも気が回っていない様子。
 もし――もしも、このことがお父さんやお母さん、学校の先生やお友達に知られてしまったとしたら、いったいどうなってしまうのか、まるで想像もつきません。
 ……しょろろろろろろろろろろろろろろ……。
 見られてしまったことよりも、多くの人に知られてしまうことを恐れて、思わずおしっこまで漏らしてしまった栞ちゃん、ぼろぼろと涙をこぼして、しゃくりあげることしかできずにいます。
 ちょっと前までの勇気はどこへやら、ひっくひっくと喉の奥で声を詰まらせている栞ちゃんに、ゆっくりと近づいてきた男の人は、人差し指を口元に持ってきて、
「しーっ! 誰にも言ったりしないから、ほら、泣かないで」
 小声でもしっかり通る声でそう言うと、腰が抜けてしまっている栞ちゃんの脇に手を差し入れて、優しく立ち上がらせてくれたのでした。
「他の人に見つかるといけないから、こっちにおいで」
 と、手を引いてくれる男の人の真意が掴めずにいる栞ちゃんでしたが、それでもこのままでいるよりはと、男の人に連れられるままに集積場から駐車場を横切って、マンションの裏手にある階段へと向かったのでした。  
マンションの三階にある角部屋まで、誰にも出会わずに辿り着けたことで、少しは安心したのか、栞ちゃんは何とか泣きやむまでに至りました。
 栞ちゃんの手を引いてお部屋まで連れてきてくれたのが、思いのほか若い男の人だったということもありますが、決して乱暴にしたり、さっきのことを咎めたりしない男の人の気遣いを、理屈ではなしに察したということもあります。
 親切にもスカートとパンツを一緒に持ってきてくれた男の人も、ほっと一安心だったのでしょう、そこでようやくしゃがみ込んで、栞ちゃんと目線を同じくしてくれたのでした。
「もう大丈夫だからね」
 にっと笑ったその顔は、栞ちゃんからしてもおじさんというよりは、お兄さんと呼ぶほうが相応しいと思うくらいに若く、なぜかこの人だったら大丈夫と思わせる雰囲気を漂わせていました。
 その途端、あそこを丸出しにしているばかりか、おしっこの匂いをさせていることが急に気恥ずかしくなって、思わず俯いてしまった栞ちゃんに、男の人――お兄さんはというと、
「ほら、おいでよ」
 そんなことは気にならないのか、玄関先で佇む栞ちゃんをお部屋の中に招き入れてくれたのでした。

 シャワーのお湯でお尻を綺麗にしてもらいながら、「誰にも言わないから」というお兄さんの言葉を信じて、栞ちゃんはお尻に関する秘密を洗いざらい告白しました。
 それというのも、例の本を捨てた張本人がお兄さんだと告げられてのことなのですが、確かにお兄さんのお部屋の入口には、その手の本がいっぱい積んでありましたから、ここで嘘をついても仕方ないと判断してのことでもあります。
 それに、お兄さんの手でお尻やあそこに触れられるのは、栞ちゃんにとっても、決して嫌なことではなかったのですから――。
「紐で括っていたはずなのに、決まって解かれているから、変だって思ってたんだよ」
 お尻にボディソープをまんべんなく泡立てながら、お兄さんはうんうんと頷いたりしています。
「どうせ捨てたものだから、誰がどうしようと勝手なんだけど、やっぱり気になってさ」
 洗うというよりは撫でるといった手つきのお兄さん、お尻の谷間にも指を滑り込ませて、とうとうお尻の穴を探り当てました。
「そしたら、栞ちゃんみたいな可愛い子が犯人なんだもん、思わず声をかけちゃって」
 くにくにとお尻の穴に指を這わせるお兄さんに、気持ちよさを隠しきれない栞ちゃん、膝がかくかくと笑っています。
 赤ちゃんの頃からご無沙汰していた、他の人の手によるお尻へのタッチは、次にどうなるかという予測がつかないだけに、どきどきも気持ちよさも、独りでするときとは比べものになりません。
「……んっ……ふぁ……」
 足から力が抜けて、ついにタイルの上に膝をついてしまった栞ちゃん、お風呂の蓋に上体を預けるようにして、無意識のうちにお尻を後ろに突き出させました。
 お兄さんの指は、しつこいくらいにお尻の穴の周りだけを撫で回してきます。そのもどかしさが、栞ちゃんにはたまりませんでした。
「アナル、だいぶ柔らかくなってきたね」
「……あなる?」
 そういえば、これまで目にしてきた本にも、カタカナでそんな風に書いてありましたから、鸚鵡返しに訊ねた栞ちゃんに、お兄さんはちょっぴり苦笑したみたいでした。
「うん。お尻の穴のこと、アナルっていうんだよ――そうだよね、知ってるはずないか」
 栞ちゃんはというと、お尻の『穴』だからアナルなのかな――なんて間違った連想をしていますが、その響きはなんだかとってもいやらしくて、秘密の呪文を覚えたような気がしてなりませんでした。
「栞ちゃん、お尻大好きなんだよね?」
 お兄さんもそんな雰囲気を感じ取ったのでしょう、ちょっとだけ意地悪そうに訊ねると、
「ぅん……大好きぃ……」
 答えよりも、きゅっとすぼまったお尻の穴が、何よりもそれが本当だということを示しています。
 クラスのみんなだって、アナルなんて言葉は知らないに決まっています。そう考えると、何やら優越感さえ覚える栞ちゃんなのでした。
「ほら、栞ちゃんのお尻、美味しそうに飲み込んでくよ? すっごいアナルっ子だね」
 ボディソープで滑りがよくなった上に、早く中に入ってきてほしいという気持ちも手伝って、お兄さんの言う通り、栞ちゃんのお尻は自分から指を飲み込んでゆくような動きをみせていました。
 ……にゅぷ……にゅぷ……。
 息を吸ったり吐いたりするたびに、指もゆっくりと飲み込まれていきます。当たり前ですが、自分のよりも太くて長いお兄さんの指ですから、これまで栞ちゃんが触れなかった奥のほうまで進んでくるのでした。
「……ぁ……入ってくるぅ……」
 かくかくと膝を震わせながら、とうとう根元まで指を迎え入れてしまった栞ちゃん、お風呂の蓋によだれまで垂らしちゃっています。
 ぬぷぅ……ぬちゅぅ……。
 お尻の中でやんわり指を動かされると、まるで違う生き物がそこにいるみたいで、全身に鳥肌が立ってきます。でも、それは気持ち悪さからではなく、 むしろ気持ちよさからくるもので、本で見た女の人たちも、きっとこんな気持ちだったに違いありません。
「そういえば、まだイってなかったんだよね。きゅきゅって締めつけてきて、気持ちいいってことわかるよ」
 そろそろと指を抜き差しするお兄さんに言われて、
「やぁ……恥ずかしいよぉ」
 と、栞ちゃんは耳まで真っ赤になりました。
 ですが、不思議なもので、そんな恥ずかしささえ、すぐに胸のどきどきに変わっていきます。ことお尻に関しては気心の知れたお兄さんの前だからなのでしょうか、恥ずかしければ恥ずかしいほど、気持ちよくなれるような気がしました。
「ほら……どうしてほしいの?」
 お兄さんもそんな栞ちゃんの本質を見抜いていたのでしょう、意地悪な問いかけにどきどきがぞくぞくに変わっていきます。
「栞の……お尻……もっとヘンにしてぇっ」
 きゅっ……きゅうぅ〜っ。
 お尻の締めつけが急にきつくなって、背筋がぴんと伸ばされているところを見ると、口にしただけで達してしまったようです。
「すごく可愛いかったよ。お尻……いっぱいヘンにしてあげるからね」
 耳元で囁かれるままに、栞ちゃんは何度も頷き返しました。
 こんなに気持ちいいのなら、今日だけじゃなく、これからもずっとお兄さんにお尻を可愛がってもらいたいと、そんなことを思いながら――。
  
にゅぷちゅ……ぬぷちゅぅ……。
 お尻の穴が、いやらしい音を立てています。
 ぬぷっ……にゅぷぅ……。
 うんちをするところなのに、お兄さんは『栞ちゃんのなら汚くないよ』と、こうして舌で優しく舐めてくれたのでした。
 お風呂場で洗ったとはいうものの、どうしても最初は抵抗のあった栞ちゃんでしたが、指とはまったく違う吸いつくような感触に、声を上げることすらできません。
 直接的な気持ちよさは、ウォシュレットなんか比べものにならないほどで、指で弄られるときの気持ちよさとも違う、それはそれは未知の感覚だったのです。
「どう? ……って、訊くまでもなさそうだね」
 しばらくして顔を上げたお兄さんは、よだれを垂らしていることにすら気づいていなさそうな栞ちゃんの表情に、ちょっぴり苦笑したようでした。
 声の代わりに、乱れまくった荒い吐息だけが、栞ちゃんの快感の度合いを物語っています。あそこはもうおもらししたみたいにびちょびちょで、うっすらと汗ばんだ肌の上、ちょこんと突き出たおっぱいの先っぽが、ものすごくいやらしく見えてしまう栞ちゃん、
「……ぁ……ぁぅ……」
 よっぽど強烈だったに違いない快感のあまりに、お話しするどころではないようです。
 さっきから視線は焦点が定まっていませんし、半開きになった唇も艶っぽさ満点で、お兄さんが思わず唾を飲み込んだのも頷けるというもの。
 そんな栞ちゃんに魅せられてしまったのでしょう、ベッドの上で身動きできずにいる栞ちゃんの上に跨るような格好で、おちんちんの先っぽを唇に押し当ててきたお兄さん、
「……今から栞ちゃんのお尻に入れるんだから、いっぱい唾つけないとね」
 と、おちんちんをお口に捻じ込んできたのでした。
「んーっ……んぅうっ……んむぅうぅうっ……」
 お尻を舐めてもらったのですから、これぐらいのお返しは当然のこととしても、初めてのことで上手くできない栞ちゃん、ずいぶんと苦しそうです。
「違う違う、息は鼻で吸って吐くんだよ」
 何やら様子がおかしいと思ったら、おちんちんをおしゃぶりすることよりも、息継ぎの仕方がわからなかったようで、お兄さんのアドバイスを受けてからは、難なくおしゃぶりに専念できた栞ちゃんです。
「はむぅ……ちゅっ……」
 栞ちゃんにおしゃぶりさせる一方で、あらかじめ用意しておいたマーガリンの蓋を開けたお兄さん、指いっぱいにそれを掬い取ると、お尻の穴に擦り伸ばしはじめました。
 火照りっぱなしだったお尻の穴は、ずいぶんと体温が高まっていたようで、するっと指を飲み込んでいきます。
「んふぅうぅ……ふぅんんぅ……」
 再開されたお尻弄りと、続行中のおしゃぶりに、いよいよもって興奮も最高潮の栞ちゃん、お口いっぱいに頬張ったおちんちんに舌を這わせるのも、先っぽから滲み出てくるしょっぱい液に喉を鳴らすのも、ごく当たり前のように受け入れています。
 お尻を弄られているうちに、写真の女の人みたいにおちんちんを入れてほしくてたまらなくなってきた栞ちゃん、どきどきはずっとピークに達したままです。
「すごいよ栞ちゃん……お尻、こんなに広がって――」
 というお兄さんの指は、人差し指から薬指までがお尻の中に埋まっていて、ぬちゅぬちゅぐちゅぐちゅといういやらしい音が、さっきからずっと止まりません。  
マーガリンを塗った指によって、充分に広げられたお尻の穴は、このままだとどこまでも広がっていってしまいそうです。いえ、むしろ栞ちゃんは、そうされたいとさえ思っていました。
「もっとぉ……もっといっぱい……ぐちゅぐちゅってしてぇっ!」
 おちんちんからお口を離して叫んだ栞ちゃん、想像を絶するアナル拡張の気持ちよさに、もうお尻がどうなったって構わないようです。
お兄さんと知り合えなかったら、おそらくわからないままで終わっていただろう様々な行為の果てに、お尻の穴だけでなく、心まで蕩けきってしまった栞ちゃん、
「……そんなに言うんだったら――おちんちんでぐちゅぐちゅしてあげようか?」
 たった今まで栞ちゃんのお口に含まれていたおちんちんを、ことさら見せつけるようにして訊ねてきたお兄さんに、喉がぐびっという下品な音を立てました。
 指よりも太くて長いおちんちんで、お尻の中を掻き混ぜてもらえる――そんな風に思っただけで、おなかの奥がきゅんとなります。
 もしかしたら、痛くて泣いてしまうかもしれません。なのに、お尻におちんちんを入れられるという期待の前には、不安に思う気持ちは掻き消されてしまいました。
「じゃあ、アナルセックスしてって言ってごらん?」
 アナルセックス――きっとお尻の穴におちんちんを入れることをそう言うのでしょう、体の位置を変えて太腿をぐいっと引き寄せたお兄さんの言いつけ通り、
「……栞に……おちんちん入れて……栞にアナルセックスしてぇっ!」
 そう告げた途端、お尻の穴にあてがわれていたおちんちんが、ぬるぅっとおなかの中に潜り込んできました。
 ……ずにゅぷぅっ!
 あらかじめ拡張されていなかったら、こんなにすんなり入ったかどうか、一気に根元まで突き入れられたおちんちんに、栞ちゃんはしばらく息をすることすらできませんでした。
「……っ……かはっ」
 おなかの奥のほうから押し上げられて、喉の奥で息を詰まらせた栞ちゃん、びくびくと体を痙攣させているところから察するに、おちんちんを挿入されただけで、軽く達してしまったようです。
 というのも、ちょうどおちんちんの先っぽが、直腸とS字結腸の間にあって――つまりはお尻のほうから子宮を押し上げられているわけですから、本来ならば神経がさほど通っていないお尻の奥でも、しっかりと快感を得ることができたというわけです。
「……ぁ……あぁ……ぁあぁ……あぁあぁ……ぁあぁあっ……あぁあぁあぁ――ッ!」
 少しばかりの間を置いて、お尻の中に収まったおちんちんの感触が徐々に伝わってきたのでしょう、声をわななかせる栞ちゃんでしたが、まだまだ本番はこれからです。
 ぬりゅ……ぬりゅぅ……ぬりゅう……ぬりゅうぅ……ぬりゅうぅっ!
「……っきひぃいぃいっ!」
 お兄さんが腰を前後に揺すりはじめたことで、引き抜かれるときにはお尻の穴の入口が、突き入れられるときにはおなかの奥が、代わる代わる気持ちいいのです。こんなに気持ちいいなんて、する前にはぜんぜん想像もつかなかった栞ちゃん、初体験にしてすっかりアナルセックスの虜になっていました。
 ぬぷちゅっ! ぬぢゅっ! ぬぷちゅっ! ぬぢゅっ!
「きひぃいっ! おしりっ……おしりすごいぃいっ!」
 お兄さんには悪いのですが、まるで固くて太いうんちがいつまでも出続けているような、まったくもって鮮烈すぎる体験に、感覚はお尻の穴だけに集中したかのよう。
「すごいよ栞ちゃん……初めてなのに、アナルセックスでこんなに感じてるんだね」
 お尻と同じようにぬるぬるになったあそこに指を這わせて、お兄さんはべちょべちょに愛液をまぶした指を栞ちゃんの口元に持ってきました。
「ふぅ……ぅんぅ……んむぅうぅうっ……」
 ちゅっちゅっと愛液を吸う栞ちゃんのおなかは、おちんちんを出し入れされるごとにぷるぷると震えて、その奥に自分のおちんちんが収まっているのだと思うと、お兄さんはもう暴発寸前でした。
「イクよ……栞ちゃんのお尻に……いっぱい出すからね……っくぅ……ッ!」
 うわ言のようなお兄さんの言葉に、期待のあまりにお尻をきゅーっと締めつけた栞ちゃん、その瞬間、おなかの中でおちんちんがびくびくと脈打ったのがわかりました。
 びゅーっ! びゅるるっ! びゅっ! びゅるっ!
「ぁんっ! んぁあっ! ふぁあぁあぁあぁんっ!」
 おなかの奥に打ちつけてくる熱い迸りに、きゅっきゅっとまるで搾り取るかのようにお尻の穴も反応します。
 指や舌でされるときには味わえない、おなかいっぱいに染み渡ってゆく精液の熱さは、栞ちゃんの心と体に、アナルセックスというものをしっかりと刻みつけたのでした。
 ……にゅぽっ!
 ひとしきり射精したことで、サイズが元通りになってしまったおちんちんが抜かれると、
 ぶびゅ……びゅぢゅ……ぅぎゅぢゅうぅ……。
 おなかの中に入っていた空気と一緒に、あぶくになった精液が開きっぱなしのお尻の穴から溢れ出してきます。
「……んちゅ……んんぅ……んむっ……んふぅ……」
 色んな液体でべとべとになったおちんちんをお口で綺麗にしながら、栞ちゃんはいつまでもアナルセックスの余韻に酔い痴れていました。  
あれだけのことをしてきたというのに、栞ちゃんのお尻の穴は、しばらくすると元通りに戻ってしまいました。
 せっかくお兄さんのおちんちんが入るくらいに広がったのに、ちょっぴり残念でならない栞ちゃんに、お兄さんは服を着せてくれながら、
「そんなにすぐには広がらないよ。……まだまだいっぱいしないとね」
 と、パンツを穿かせるその前に、リップクリームの容器をお尻の穴につるんと滑り込ませたのでした。
「え? これ……」
 その上でパンツを穿かされた栞ちゃん、お尻の中にある異物感に戸惑い気味ですが、お兄さんのすることですから、きっと何か理由があってのことと、それ以上のことは訊きませんでした。
「お尻の特訓だよ。次にするときまで、ずっと入れておくこと――いいね?」
 それをずっと入れっぱなしでいることの不安よりも、次があることのほうが嬉しくて、ぱっとお顔を輝かせた栞ちゃんに、ミネラルウォーターのペットボトルを引っ張り出してきたお兄さん、悪戯を思いついたような顔で、
「そのうち、こんなのも余裕で入っちゃうようになるよ」
 と、目を白黒させている栞ちゃんに、にっと笑いかけたのでした。
「う、うん……栞、頑張るから――いっぱい、可愛がってね」
 あらら、すっかりその気になっている栞ちゃん、まだまだ先は長そうですが、今回はここまでにしておきましょう。

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