えちえち体験談

さよなら愛しのチキュウヒト(..

2016/03/09 14:12カテゴリ : ジャンル未設定

20151125-さよなら愛しのチキュウヒト byあでゅー
◆1999年9月2日、木曜日。
 わたしの名前は富田ミウ。どこにでもいる、ごく普通の高校3年生。17才だ。
 そんなわたしの元へ、1通の差出人の無いメールが送られて来た。件名は「ウチュウヒトからの大事なメッセージです」。変なメールだ。ウチュウヒトなんてと思った。一晩放置したあと、ついにわたしは、そのメールを開けてみた。
我々は、遠いウチュウの彼方からやって来たウチュウヒトです。
1999年9月9日、チキュウヒトは訳あって滅びます。
しかし、我々は、チキュウヒトの限られた個体数を保護する事にしました。
そして、あなたは選ばれたのです。

1999年9月8日、××に来てください。
きっと、あなたをお救いしましょう。

尚、この事は決して口外しないで下さい。
 ふざけてる。チキュウヒトが滅びますって。やはり、誰かのイタズラなのだろうと思った。だいたい、「お救いしましょう」なんて、相手をナンパしようとしているとしか思えない。わたしは、気にしないようにして眠りに着こうと、水槽の金魚にお休みをした。その時だった。
 突然、水槽が消えたのだ。あとかたも無く。驚いたわたしは腰を抜かし尻もちをついた。目をつむりもう一度みても水槽はなかった。周りを見回しても見つかりはしなかった。トワと一緒にいったお祭りの夜店で買ってもらった金魚も、あとかたも無く消えてしまった。
 わたしはがく然とした。このメールの話は本当なんだ、どうしようと……。

 メッセージを受け取ったのは1999年9月2日の深夜0時。予告の日まで1週間しかない。それなのに、メールを開いたのは9月2日の夜10時。もう一日近く経ってしまった。
 わたしは焦った。必死でどうしようか考えた。だが、考えがまとまらない。どうしよう、どうしよう。その言葉だけをくちの中で繰り返した。ただ、時間だけが過ぎていった。
 深呼吸をして落ち着いて、もう一度メールの文面を見てみる。「限られた個体数」と言っている。もしかして、ウチュウヒト?は少ない人数を生かして、その子孫を繁栄させようと考えてるのかも知れない。もしそうなら、助けてほしい。わたしは死ぬのはいやだ。生きたい。生きて子孫を残したい。
 でも、恋人の佐々木トワは? 彼が選ばれたって証拠はない。彼をみすてるのか? いやだ! 絶対にいやだ。それに両親はたぶん選ばれてないだろう。それも、みすてて生き残るのか? いやだ、そんな事。
 わたしは、一晩中そんなことを必死で考えていた。答えは出なかった。生きたいのに、恋人や家族をみすてる事が出来ない。それが答えが出ない原因だった。そして、決して口外してはならないと言う事が、一層わたしを悩ませた。誰にも相談できない事が、こんなにつらい物だとは。
◆1999年9月3日、金曜日。
 眠れぬまま朝を迎えた。
 6時、わたしがぐったりした顔で洗面所に立って顔を洗っていると、母が起きてきた。
「あら、ずいぶん早起きね。何かあるの?」
「お早う。昨夜は何だか眠れなくて……」
 声が震える。どうしよう、お母さん。だが、それはくちには出来ない。
「まあ、寝てないの? 大丈夫?」
 母が心配そうにわたしの顔をのぞく。
「一日位寝なくたって大丈夫よ。若いから」
 わたし、どうしたらいいの? 喉まで出かかっている。だめよ。言っちゃ。
「気を付けなよ。若くたって突然死はあるから。ねえ、今日はお休みしたら?」
 わたしの額に手を当て熱を確かめた。
「良いの?」
 もどかしい。お母さん、助けて!
「良いわよ。でも出歩いちゃ駄目よ。何の為にお休みするか分からないし、人目も有るからね。分かったわね?」
「うん、ありがとうお母さん」
 わたしは、こころの中で悲鳴を上げていた。涙が出そうなのに無理に笑顔を作って洗面所を後にした。

 わたしは、少しのあいだボーっとしたあと、母の呼ぶ声で現実に引き戻される。時計をみるともう7時半だ。わたしは。急いでパジャマを洋服に着替え、父と母が待っている食卓のテーブルについた。
「いただきます」
 いつものように全員でいただきます、を言う。この時が家族が揃う唯一の時間だ。わたしの一番好きな時間である。だが、この時は無理して元気そうに声をはりあげた。
 この時、母がわたしのお休みを父に言った。
「今日、ミウは体調悪いから学校をお休みするからね」
「そうか、ミウは体調悪いのか。あんまり無理をするんじゃないよ。身体はいたわらないと。そうだ、帰りにケーキでも買ってこようか?」
「わあ、ありがとう。わたしは苺のショートとモンブラン、それにシュークリームね」
 お父さん、お父さん! こころの中では必死に叫んでいるのに、わたしは不自然なくらい陽気にケーキの催促をした。頭がもうろうとする。
「まあ、あなたったら珍しくミウに甘いわね。小言の一言でも言って貰おうと思ってたのに……」
「まあ、良いじゃないか。悩み多き年頃だからね」
「うん、まあね……」
 つらい。何も言えないとが。わたしは二人にさとられないように必死で笑顔を作った。

 もしわたしが、何を悩んでいるか知ったら、二人はどう言うだろう。きっと、お前だけは助かりなさいと言うだろう。
 しかし、何も言わず自分一人が助かったとして、両親はわたしを許してくれても、わたしは自分を許せるか? いや、許せない!
 なんだ、答えは出ているじゃない! 急にこころが楽になった。わたしも一緒に滅ぼう!
 そうこころが決まって安心したわたしは、耐えきれずに大声で泣き出してしまった。びっくりした母は、わたしの肩を抱きしめ頭を撫でててくれて子供をあやすように肩をポンポンと叩き続けた。よし、よし。よし、よしと言って。
 ごめんね。お母さんたちを、みすてようと迷ったなんて。これからは、最後の時まで親孝行するね。そう、こころの中で言った。

 ようやく落ち着いて朝食の続きを摂り自分の部屋に戻った。わたしはもう少し睡眠をとろうとベッドにもぐり込んだ。
 少しだけ眠って目が覚めた。でも、やっぱり頭が痛い。そこでわたしは、ある事がとげのようにこころに刺さっていた事に気づく。それはわたしが犯した罪の事だ。
 6年前の少6の時、わたしはたった一度だけ万引きした。
 その日は、全てに置いて最悪な日だった。先生にはつまらない事で疑いを掛けられ、疑いは晴れたが謝りもしてくれなかった。おまけにその日、初潮がきて朝から身体が重たかった。なぜ女だけこんな苦しみを味わうのか。そして、出産はそれの何十倍も辛いと聞く。神様は不公平だ。
 だからと言ってわたしは、自分の犯した罪を許す事は出来なかった。家に帰って死ぬほど後悔した。そして、こころにずっと負い目を感じていた。
 だから最後の時を知った今、悔いの無いように謝りに行く事を決めた。そう、こころのとげを取るために。

 母が買い物に出かけた時、わたしは家を抜け出して目的地へ向かった。
 着いた、この本屋だ。深呼吸をする。息が震える。これからする事を思い思わず涙がにじむ。だが、これを避けては通れない。
 本屋に入りおじさんの前に歩いていき、いきなり土下座をした。
「済みません。6年前、万引きをしました。本当に申し訳ありませんでした」
 わたしは地べたに頭をこすりつけて、必死になってこころから謝った。涙が頬をつたう。
 おじさんは、突然の事に咥えていたタバコを落とした。
「6年前? これまた昔の事だね。一体どうして謝りに来たんだい? その訳を教えてほしいね」
 わたしは、頭を下げ続け、ずっと後悔していた事、そしてある切っ掛けでこの世に悔いを残さないと決めたと言った。
 すると、おじさんは急に心配そうに言った。
「え? この世に悔いを残さない? ちょっと待ってよ」
 そこでわたしは、はっと気づく。しまった。これじゃまるで死ぬみたいじゃないか。わたしは、あわてて言い直した。
「すみません。言い間違いです。ただただ、苦しいんです。罪悪感で」
 そのあと、おじさんは、ちょっと悩んで口を開いた。
「止めてくれよ。自殺なんて。俺が眠れなくなっちゃうよ……。お願いだから死なないでくれよ」
 おじさんは悲しそうに言った。
「そんな、自殺なんてしません。信じてください!」
「ああー、良かった。そう言って貰えておじさんホッとしたよ。それから、もう分かったから土下座は止めておくれ。許すから」
 良かった。許して貰えたようだ。これで、肩の荷が降りた。わたしは、おじさんの言葉に安心して再び涙を流し、おじさんに困らせた。
 ようやく涙がやんで、おじさんに本代と、わずかばかりの詫び賃を払った。最後におじさんは、わたしを励ますように言った。
「大丈夫だよ。君の勇気はちゃんと受け取ったから、前を向いて生きて行きなさいよ!」
 何て素敵な言葉だろう。わたしは深く礼をして本屋を後にした。

 良かった、許してくれて。わたしは重荷が取れてすがすがしい気持ちで帰りの道を歩いていた。
 だが、その時。突然変な事を考えてしまった。後、1週間足らずでこの世界が終わってしまう事を知ったら、あのおじさんはわたしをどうしただろうか? 足が止まった。……。想像しただけでゾッとした。ああ、決して口外してはならない理由とはこう言う事なんだ。気を付けようと思った。
 家に戻り、大好きな紅茶を一口くちに含み、ホッと一息ついた。
 なんにせよ、こころのとげは取れた。あとすることは、友達に会いに行くことだ。わたしの中では、彼女は彼よりも大事な幼馴染、親友だった。最後に、土曜日の明日、会いに行こう、そう決めた。

 その晩、お父さんは早く帰って来た。そして、お母さんとわたしに、お見上げをかざして得意げだった。
「わー、本当に買ってきてくれたんだ。ありがとう、お父さん!」
「当り前じゃないか。今夜は夕食抜きでケーキパーティだ!」
「あらあら、珍しく残業もせずに帰ったと思ったら、勝手に決めちゃって。でも良いわよ、たまには羽目外さないとね」
 母は晩ご飯の用意をしていたのに、それをやめて、やれやれと言うジェスチャーして言った。
「さっすがお母さん。話が分かる」
とお父さんはニコニコした。そしてケーキの箱を開けた。どうぞ、と言うお父さんに促され、わたしの前にはお目当てのショート、モンブラン、そしてシュークリームを取り分けた。
 お母さんとわたしは紅茶を、そしてお父さんはコーヒーを飲んでケーキを味わった。美味いなー、という父の声がより一層、わたしを笑顔にした。わたしは、幸せと共に最後のケーキを味わった。

 この夜。わたしはぐっすり眠った。もはや、わたしの胸は痛まなかった。6年ぶりに、よく眠れた。
◆1999年9月4日、土曜日。
 天気は曇りだった。
 どこへ行くの、と心配するお母さんをなんとかなだめて家を出た。わたしは電車に乗り3時間ばかり遠出をした。友人の高田ヤスコはわたしを見て驚くだろうか。想像するだけでドキドキした。
 その友人は中学1年の終わりに引っ越していった。わたしたちは泣いて別れを惜しんだ。だって、幼稚園の時から家が隣同士で仲が良かった。勿論、喧嘩もいっぱいしたけど、飼っていた犬が死んだ時には一緒に泣いてくれた。一生近くにいるものだと思っていた。それが突然お別れを言われたのだ。泣かないはずはない。
 さあ、電車を降りたら、もう近くだ。もう直ぐ会える。わたしは手紙に書いてある住所へ急いだ。

 ピンポーン。
「はーい。どなた?」
「富田です。富田ミウでーす」
 はやる気持ちを抑え言った。胸がドキドキする。
「ミウ? 本当にミウなの?」
 明るい声がしてドアが開いた。
「ヤスコー」
「ミウー。会いたかった」
 ハグをして涙ぐみ再会を祝った。

 それからわたしたちは、ヤスコのお母さんに挨拶をして、彼女の部屋で手を取り合って話した。
「どうしてた? わたしはあれからこっちへ来て寂しかったんだからね。手紙も3回切で出してくれなかったし」
「本当にごめんね。あの頃は受験勉強が忙しくなって……。でも、言い訳ね。でもね、本当に会いたかった、手紙より」
 電車で3時間は中学1年では果てしない距離に思えたのに、高校3年生になったらそれほど遠い距離には感じなかった。なぜ、もっと早くに会いに来なかったんだろうと、わたしは後悔した。
「それより、あなた恋人が出来たでしょ? 髪型が変わったのを見ればわかるわ」
「うん、ショートで前髪を揃えたの。似合うでしょ? 彼のお気に入りよ」
「羨ましい。ねえ、お相手は何才? きっと大人でしょ?」
「良く分かったわね。25歳の会計士よ」
「まあ、いきなり自慢? フフフ。で、どうやって出会ったの?」
「バス停で彼が柱にぶつかったの。それが大きな音でね。本を読んでて気が付かなかったんだって。バカね、フフフ」

 話は尽きなかった。わたしは彼のバカ話を、彼女は最近気になっている男性の事を延々と話した。途中で彼女のお母さんが話に加わった。彼女の両親は恋愛結婚だと言う事だが、それも告白したのは何とお母さんだったと言うのだ。だから未だにアツアツなんだと笑って話してくれた。
 わたしと同じだと思った。あの日、ひとしきり笑った後、彼に声を掛けたのは、このわたしだった。

  *
「ごめんね。でもおかしくって。あははは」
「酷いな。人の不幸を笑うなんて。フフフフ」
「ねえ、大丈夫? 大分大きな音がしたから」
「大きなコブが出来たよ。おーいて」
「傷バンだったらあるけど、コブだからね。見せて。エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり! これで大丈夫」
「悪魔を召還してどうすんだ? げらげらげらげら」
「ホントだ。あははははは」
 お腹を抱えて笑った。赤の他人とだ。わたしはときめいていた。笑顔が素敵だったから。でも、このまま名前も聞かずに別れるのか? 凄く寂しい。わたしは決意して名前だけでも聞くことにした。

「……あの」
 声が同調した。
「ハモった!」
 またしても。
「あははは」
 二人、ひとしきり笑った後で
「僕は佐々木トワ。よろしく」
「富田ミウよ。こちらこそ」
 それから携帯の番号をやり取りした。わたしは、嬉しくって顔がほてっているのが分かる。なんて大胆なわたし。それでもわたしのこころは訴えてる。この人とお付き合いしたいと。そのこころの命令に従ってわたしは行動したのだ。
 男の人に声を掛けたのは、後にも先にもこの時一度切りだ。そう、ごく自然に。あの時から予感はあった。この人はわたしの大切な人になると。
  *

 高田ヤスコとの楽しい時間はあっという間に過ぎて、晩の6時になった。わたしは、もうそろそろおいとましようと、ヤスコのお母さんに挨拶をしに行った。すると、夕食を勧められた。メニューはあの頃よくご馳走になったハンバーグだ。わたしはこれにタルタルソースを掛けて頂くのが大好きだ。「いただきます」の声を出してさっそく、ひとくち頬張ってわたしは目を丸くした。
「ん! やっぱり美味しい!」のわたしの言葉に、ヤスコのお母さんは気を良くして、「もっと有るわよ。沢山食べなさいね」って笑って言ってくれた。
 わたしは有難くお代わりを頂いた。もう体重も気にする必要は無い。思う存分食べるわ、とわたしはこころの中で思って、美味しいハンバーグを頬張った。笑い声が食卓から響いた。

 ヤスコ母娘との楽しい食事の時間も、あっという間に過ぎた。わたしはヤスコのお母さんにお礼を言った。
「どうも、ご馳走様でした」
 さようなら、ヤスコのお母さん。お世話になりました。そう、こころの中で感謝した。
「また、いつでも来なさいよ。待ってるから」
「あーお母さん、ずるーい! わたしのミウなのに」
「あはははは」
「それじゃ、ヤスコ。またね」
 または無いのに。胸の奥がズキッと痛む。
「今度はわたしの方から行くね」
 今度は無いのよ。不意に涙がこぼれ落ちる。
「あらまあ、今生の別れでもないのに。よしよし」
 高田ヤスコのお母さんに肩を抱かれ涙するわたし。
「ミウ」
 ヤスコももらい泣きをする。
 ごめんね、本当の事が言えなくて。けれど、今日ここへ来た事は忘れないよ。さようなら、大好きなヤスコ。最後まで良くしてくれてありがとう、ヤスコのお母さん。さようなら、さようなら。

 駅まで送るねって言うヤスコの申し出を、大丈夫だからって言ってヤスコの家を出た。駅まで歩いて15分足らずの距離。わたしは急いで電車に飛び乗った。電車に乗ってからも不意に涙が出る。わたしは上を向いて目をつむりその涙を手でぬぐった。
 時計はすでに8時過ぎだ。家に着くのは11時ころになる。わたしはもう一度涙をふいて、携帯で帰りが遅くなる事を母に告げた。すると急にまぶたが重たくなってきた。今日はたくさん笑って、そして泣いたからかも知れない。わたしは、いつの間にかウトウトしてしまった。危うく乗り過ごす所だった。
◆1999年9月5日、日曜日。
 天候は晴れだった。
 最後の時が刻一刻と迫ってきた。わたしは、残暑が強い中トワのアパート向かった。彼は、会計士になり立てで忙しいのに、無理して今日一日時間を空けてくれた。本当に申し訳なく思うが、今日しか時間がないのだ。トワと会える時間が。
 見えて来た。あの棟の2階の一番手前だ。緊張してチャイムを鳴らす。彼は、笑顔を迎えてくれた。「いらっしゃい。どうぞ」の声に「はい」と緊張した声で答える。わたしは決意して居間に立った。

「ミウ、どうしたんだい。珍しいね、君から会いたいなんて。嬉しいよ。ねえ、なに突っ立ってるの? 座りなよ」
「ううん……。あのね、今日はお願いがあるの」
 心臓が爆発しそうだ。顔もきっとまっかだろう。握りしめた手が震える。
「なんだい、言ってごらん?」
 トワも立ち上がってわたしに聞いた。ああ、この優しい表情が好きだ。何でも話したくなる。そんな人だ。
「トワ! わたしを抱いて! お願い!」
 わたしは、目を固くつむって声をはりあげた。
「な、何言ってるんだよ。高校卒業するまで待っててって言ったのに……。まさか、あのメッセージを受け取ったんじゃ」
「え? メッセージって、……あの滅びの!」
 二人はびっくりして顔を見合わせた。
「そうか、君も受け取ったんだね……。でも行かないつもりだね、君は」
「だって、両親や友達をみすてて、自分だけが助かるなんて……、出来ない」
「僕もだよ」
 最後の時を知っても、彼は変わらずにいてくれて、ホッとした。やっぱりわたしの愛した人だ。
 でも、二人に残された時間は少ない。わたしの言った意味を理解したトワは小さくうなずく。「おいで」とトワは言って、わたしの手を取りベッドへ導いてくれた。そして二人は愛し合った。お互いの命をむさぼるように激しく貪欲に、そして涙を流して二人は愛し合った。

 二人の愛のつむぎが終わり、わたしはぐっすりと眠るトワの頭をかかえ満足していた。やっぱり無理してたんだね。ごめんね、わがまま言って。でも、わたしは幸せだ、束の間でも。
 これで、わたしの望みが全て叶った。処女のまま滅ぶだなんて、そんな事にならなくて良かった。後、子供を産む事があったが、それは間に合わない事だ。それに直ぐに滅んでしまうなんて可哀そうだから、それは良い。だから、もう思い残す事は無い。身もこころも満足した。

 トワは、その日の晩からまた仕事に出かけた。「もしも万が一、あのメッセージが嘘だったらまずいだろ」、そう笑って言って出かけた。トワの言う事は確かにそうだが、わたしは見てしまった。突然、わたしの目の前の金魚が水槽ごと消えてしまったのを。トワから貰った金魚なのに。だから、もう疑いようがない。
 きっと、彼らの力は我々には想像も付かない物だろう。その力で、彼らは我々チキュウヒトを滅ぼそうとしているんだ。それは彼らとって、許しがたい滅びべき事をした、またはこれからするのだろう。それ以外に考えられない。
 粛清(しゅくせい)。この言葉が当てはまるかは知らないが、水槽があとかたも無く消えてしまったことからも、この文明社会がこの地表から全てのこんせきを残さず消し去られるのだろう。その期限が1999年9月9日なのだ。
 わたし達はアダムとイブになる気はない。なにも無い荒野や密林でトワと二人で生きていくなんてできない。朝、目覚ましで起きて、朝食はパンを食べ、バスに乗って学校へ行く。そんな日常の朝を迎えられないと生きていけない。きっとトワもそうだろう。両親や友達をみすてる事が出来ない? それは言い訳だ。結局、文明社会が恋しいのだ、わたしたちは。
 消滅を選択させてくれた彼らの優しさに、感謝した。

 ふと、気が付いた。やけに背が高い帽子かけ兼洋服かけがなくなっているのを。クローゼットの側にあったはずなのに。彼のお気に入りの帽子掛けだ。
「プ、あはははは」
 彼にも、わたしの水槽みたいに無くなったのもがあったのね。それがあの帽子掛けなんて。あー、おかしい。そうすると、さっき言ってた「もしも万が一、あのメッセージが嘘だったらまずいだろ」ってのは、彼の勤勉さを隠すための照れ隠しか。そうか。彼らしいと思った。
 ひとしきり笑った後で、トアの入れてくれたコーヒーを飲んで彼のアパートを後にした。トワが今日くれた合鍵を大切に持って。
◆1999年9月6日、月曜日。
 今日も、いつもの朝がやって来た。太陽がまぶしい。わたしは、手をかざして言った。
「お母さん、行ってきまーす」
 元気に声を出し玄関を出ると、家の前で待つ友人に笑顔で挨拶をした。
「お待たせ、エミ。おはよう」
「おはようミウ。昨日の歌うま見た?」
「ううん。昨日は一日お出かけしたから」
「えー、凄かったのに。百点出たんだよ。それでさー」

 エミの楽しい会話も、後3日足らずで終わりになるのか。でも、天国へ行っても相変わらずしゃべり続ける友達を思い浮かべ、思わず笑みがこぼれる。
「どうしたの? あー、さては恋人とのエッチを思い出して、思い出し笑いか? 焼けるね」
 わたしは、くちに人差し指をあてヒソヒソ声で話した。
「しー、大きな声で話さないでよ」
「わりー。で、どうだった?」
「それはもう……、うふふふ。秘密」
「あー、ズルーイ!」
「あははは」

 校門へ入り周りを見回す。このデコボコな校庭も、あのヤケに目立っているトーテンポールも、この古い校舎も消えて無くなるんだ。そう思うと急に寂しさがこみあげてきた。エミが「何やってるの」、と言って待っている。わたしは、「待って」と歩を早めてエミの背中を追った。わたしはエミと腕を組んで校舎へ入って行った。
 出来たら痛く無いように死にたい。ただ消える。それがわたしの最後の願いだった。そして皆も痛くないように死なせてと、祈るのだった。

 この日、わたしは初めて晩ご飯の手伝いをした。「珍しいわね。どうしたの?」と言う母の言葉に、わたしは「たまにはお手伝いしないとね」と言うあいまいな言葉を笑顔で返した。
 わたしは大したことは出来なかったけれど、母はとても嬉しそうだった。もっと前からこうしていれば良かったと思った。自分で作ったお味噌汁はちょっと薄かったけれど、初めてにしては良くできたと母はほめてくれた。
 ごめん。いくらほめたって、あと三日足らずで親孝行はできなくなるの。ごめん。今までろくに手伝わなくて。ごめんなさい。こんな娘で。
◆1999年9月7日、火曜日。
 今日も一日なにも変わらず、その一日が終わった。
 あと2日。それがわたし達チキュウヒトに残された時間だ。それにも関わらず、もう思い残す事が無い。いっそ、早く殺して! その言葉が頭の中を駆け巡る。きっと、死刑台に登る気持ちとは、こう言う物だろう。苦しい。
 だが、それもトワが一緒にいてくれたら、安らかに死ねるような気がする。それ程、わたしはトワを愛してしまったのかと、今さらながら気づく。彼と会えない日がこんなに辛いとは。彼の勤勉さが恨めしい。そう思いながら、わたしはいつしか眠りに着く。
◆1999年9月8日、水曜日。
 今日はウチュウヒトがわたし達を救ってくれる、その日だ。
 わたしとトワは共に滅びましょうと約束した。だが、ここに来てまでもわたしは心配してしまった。まさか、トワはわたしを裏切って救いを求めたりはしないよね、と。
 それでも、わたしは彼を信じるしかなかった。その日は怖くて携帯を掛けれなかった。
◆1999年9月9日、木曜日。
 とうとう約束の日が来た。
 空は朝からどんより曇っていて雨を予感させるものだった。最後の時に相応しい天候だと思った。
 家を出る時わたしは、お母さんに思わず抱き付いて「ありがとう」と言った。お母さんは心配そうな顔をして「どうしたの?」と聞いてきた。わたしは、「外国式の挨拶よ」と言ってごまかして、お父さんにも同じく抱き付いて「ありがとう」と言った。そして、笑顔で家を出て走った。
 本当は「今までありがとう」と言いたかったのだけれど、まるで嫁に行くときの挨拶だと思って「今まで」は抜いた。これが最後のお別れだと思い、わたしは走りながら泣いた。サラリーマンが心配そうに見た。それでもわたしは、走り続けた。涙がやむまで走り続けた。
 わたしはそれから学校への道を行かずに、最後の時をトワと過ごすために彼のアパートへ向かった。

 入口のチャイムのボタンを少しためらいながら押すと、扉が開いた。思わずホッとする。わたしは、トワが今日ここにいてくれた事をこころから喜んで抱き着いた。「良かった。いてくれて」と言って。そして、最後まで彼を疑った事を謝った。
 しかし、それはトワも同じだった。彼は、もしわたしが直前になって裏切っても、仕方のない事、当然な事として考えていたらしい。それが普通の人間の思考だ。本能で助かる道を選んでしまう方が人間らしい。そう思ったそうだ。そして、今日わたしが来た事に、正直驚いたらしい。
 わたしは、改めて彼のこころの広さを知って、わたしには過ぎた人だと思った。だが、それは口にせずに、最後の時を迎えよう。彼の考えが変わって、しまった行けばよかった、と思ってしまわないように。そう、彼が後悔しないように。

 わたしたちは、お互いに見つめ合い、改めて自分の選んだ人は間違いでは無かったと思った。そして、どちらかともなく最後のセックスをした。それは、この前とは大分違う趣で、慈しむような、惜しむような、そんなセックスだった。

 ふと外を見ると、目の前のビルが音も無く消えた。
「始まった」
 トワはやっぱり、と言う落胆の表情でわたしに知らせた。
「ええ、そうね」
 わたしはそれを静かに受け止めた。そして、わたしたちは手を強く握りしめ寄り添って裸でベランダに立って、最後の時を見守った。その時雨が降ってきた。まるでわたしたちの運命を悲しむように。
 次に消えたのは駅と線路だった。真新しいマンションが、5階建ての古いビルが、思い出深い小学校が、二人で行くはずだった市役所が、多くの建物が音も無く消えた。そしてミウとトワのいたアパートも、いつしか消えていた。
 全ての人工物が無くなって、その跡には原っぱだけが残った。人類の歩みが一瞬で無に帰した。雨の中、ただタンポポの花が一輪咲いていた。
PS
 このチキュウヒトの少女の話は、長い間語り継がれたのでした。

 さよなら愛しのチキュウヒト
 さよなら愛しの恋人たち
(終わり)

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