えちえち体験談

カンガルーと彼女の妹

2009/03/28 15:39カテゴリ : 友達の妹との体験談

297 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:27 ID:JstQ5DAE
このすれ、いいすね!では、俺も話をさせて貰いますが・・・。 

俺が付き合っている彼女とのことなんですけど、実は、彼女には美人の妹がいまして。 
姉貴とは似ても似つかない程の美人で、まさしく俺好みのかっこいい系の女の子でした。 
当時、確か妹は18歳だったと思います。 
芸能人に例えるなら、小雪姉さんが近いと思います。 
身長はたりませんが(w 

長くなるので、次に続きます。 
298 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:28 ID:JstQ5DAE
ある夏の日、彼女と妹と俺の三人で、近くの海に行くことになりました。 
彼女は、オレンジのワンピース。妹は、白のビキニ(!) 
そう。お察しの通り、白は透けやすいんです。 
しかし、そこは現代っ子。透けない水着を買っていたらしく、 
海に入ろうがシャワーを浴びようが、透けやしない。 
何故か妹に対して欲情していた自分をたしなめるため、 
一人で「飲み物でも買ってくる」と言い残し、 
二人を波打ち際に置いて、海の家に向かいました。 
しばらく歩いていました。・・・すると。 
こちらに向かって走ってくる妹の姿が。 
躰の割には豊満な胸が揺れるのも気にせず、全速力。 
ずーっと見ていたかった俺の目の前に来た妹は、こう言いました。 
「一緒に行こうよ」 
299 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:34 ID:JstQ5DAE
俺はもう、心臓バクバクです。どちらかというと、彼女はほんわか系なので、 
妹のかっこいい系の顔が(そして躰が)、俺の本能を直撃していたんです。 
それでも「妹なんだから」と、本音を押し殺して訊きました。 
「あれ?姉ちゃん(彼女)は、どうしたの?」 
「疲れたから、パラソルの下で休んでるって」 
祝福の鐘が鳴り響きました。海の家まで行って、そして帰って来るという 
短い道のりでも、自分が意識している(妹とは言え)女性との同伴は、 
凄く嬉しい限りです! 
自分の気持ちを押し殺しつつ、「しょーがねーなー」と言いながら、 
側まで来た妹の胸の谷間を覗き見しながら(推定、Cカップ)、海の家に 
向かいました。 
301 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:42 ID:JstQ5DAE
散々、恋人プレイ(勿論、俺の誇大妄想)を楽しみつつ、 
海の家から帰ってくると、彼女はパラソルの下で寝ていました。タオルを 
顔に掛けて寝ているので、一瞬寝ているのかどうか分かりませんでした。 
・・・何度声を掛けても反応がありません。すると妹が、 
「起こさなくていいよ。疲れたんでしょ」 
・・・嬉しすぎる!パラソルの下についたら終わると思っていた恋人プレイが、 
まだ続けられるなんて! 
妹と一緒に買ってきたビールや焼きそばなんかを二人で食べたり飲んだりしている内、 
二人ともほろ酔いに。それまで他愛もない世間話をしていた俺と妹も、次第に下ネタに 
話が移ります(俺がわざと移していたんですが)。 
軽い下ネタも、妹は嫌がらずについてきます。その時不意に、妹が真顔になって 
訊いてきました。 
「あたしに、興味ある?」 
303 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:48 ID:JstQ5DAE
言葉の意味を理解するまでに、時間はかかりません。 
「え?」と受けたモノの、もう脳内はパニックです。嬉しすぎます。妄想が 
妄想を呼び、一瞬にして官能小説を一冊仕上げてしまうような程です。 
コレハ、サソッテイルノカ? 
そう思わない筈ないじゃないですか?男として。 
それでも冷静さを保とうと、必死に自分を立て直し、「どういうこと?」と 
訊くのが精一杯でした。残りのビールを一気に飲み始めた俺に向かって、 
妹は不適な笑顔でこう言いました。 
「あたしと、してみたい?」 
304 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/17 23:58 ID:JstQ5DAE
さすがに、この言葉には背筋を冷や汗が伝いました。 
そりゃあ、妹ですよ。いくら欲情したとしても。そうでしょ? 
でも、ほろ酔いの俺の頭の中は、Hしたくて仕方が無いという、まるで 
中学生の初期状態のような思考回路になっています。 
それでも残っているだけの理性を振り絞り、「なーに言ってんだよ」と、 
無理に兄貴ぶりを発揮。すると、妹がこれまた突然に、「海の家に行って来る」 
といって、すたすたと行ってしまいました。 
オコラセタノカ? 
美味しい想いを逃してしまったような落胆と、耐えることの出来た自分を 
褒め称える自分と、複雑な心境になりながら、妹の帰りを待ちました。 
ふと周りを見てみると、時刻は夕方に近くなっているらしく、俺等意外の 
客は、殆ど居ません。 
しばらくして、海の家から買ってきたものを両手に持ち、妹が帰ってきてこう言いました。 
「もっと飲もっか!」笑顔が、それまでより可愛く写りました。 
308 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:05 ID:X6b4S+xD
何故か、立て続けに2杯も飲まされる俺。でも、妹との恋人プレイも捨てがたい。 
・・・そうこうしている内に、彼女が起きてしまいました。 
軽く舌打ちしてしまったのを覚えています。妹とのプレイは終了してしまったんです。 
「そろそろ帰ろっか」 
無情にも、彼女はそれだけ言い放つと、ビールでかなり酔っている俺を置いて、 
さっさと一人でシャワーを浴びるために海の家に向かい始めました。 
ポカンと口を開けたままの俺。今までのことが一気に現実として押し寄せてきたので、 
気持ちは「心残り」意外の何者でもありません。 
妹と二人にされた俺は、「一緒に行こうか」と妹に肩を支えられ(!)、 
二人で海の家に向かいました。 
309 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:14 ID:X6b4S+xD
海の家に付いてみると同時に、彼女は一人でシャワー室に入っていきました。 
コイン式の一人用タイプの個室で、彼女が入ってしまったため、空いているのは 
一つのみ。 
落胆しきっていた俺は、ここで最後の賭けに出ます。酒のせいにしてしまえばいい。 
それに、妹もさっき、俺を誘うような事を言っていたじゃないか。 
気持ちを振り絞り、朦朧とする意識を必死に覚醒させて、一言、こう言いました。 
「一緒に、入る?」 
言ってしまった!ひょっとすると、先に入った彼女に、今の言葉は聞こえて 
なかっただろうか?言った瞬間に背筋を走った悪寒を、彼女が入ったシャワー室 
からの豪快なシャワーの音がかき消してくれました。すると、妹が笑顔で言います。 
「いいよ」 
俺と妹は、シャワー室の一番端のほうの個室に向かいました。 
310 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:23 ID:X6b4S+xD
入ってからしばらく、二人とも普通にコインを入れて、シャワーを浴びました。 
・・・お互いに、興奮していたんだと思います。 
突然、妹が顔を近づけて、小声でこういいます。 
「どうして誘ったの?」 
「・・・お前も誘ったジャン」 
なんとも頭の悪い言葉ですが、その時の俺にはこう言うのが精一杯でした。 
すると、不意に妹は笑みを浮かべ、自分のビキニの上を捲ったんです! 
Cカップはある胸が、唐突に目の前に出され、時間が止まる俺。そして、妹は 
自分の姉である彼女に向かって、こう言いました。 
「あー、胸まで砂まみれだよ」 
311 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:29 ID:X6b4S+xD
彼女の「そお?」という声もシャワーで微かにしか聞こえず、 
声の届き具合を確認した妹は、俺を見ました。今度は、俺の耳元で言います。 
「下も見たい?」 
ここまで来れば、見るしかありません。自分から声を掛けて良かった!と、 
筋違いな喜び方をする俺を見ながら、妹は胸の砂を落としていきます。 
「どうする?」 
妹の魅惑的な声に、俺は無言で「見る」という意思表示のために首を何度も 
縦に振りました。 
「一回だけだからね」 
妹は、ピンクの乳首を隠しもせず、露わになった胸で谷間を作るようにしゃがむと、 
白い小さなビキニの下を、ゆっくりと脱ぎ出しました。 
312 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:34 ID:X6b4S+xD
下がっていく水着。流れるシャワーの音。まるで、時間が止まったかのような 
緊張の一瞬は、すぐに終わりました。 
徐々に姿を現す黒々としたヘアー・・・と思ったら! 
無いんですよ!ヘアーが!剃ったっていう感じじゃなくて、まさしく 
パイパンなんです! 
すると当然、その下にあるのは・・・。 
縦筋です!19歳とはいえ、大人の女の縦筋です! 
もう、俺の股間はビッグマグナムになっています。どうにかしてしまいたい 
衝動に駆られ、妹に手を伸ばそうとしたとき。 
「お兄ちゃんのも・・・見せて」 
313 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:39 ID:X6b4S+xD
そりゃ、急ぐさ(w 
無我夢中で脱ぎだしたさ。でも、脱ぎながら思った。 
全てを見て置いた方がいいのでは? 
自分の股間を晒してしまう前に、俺はこう言ったんです。 
「中まで見せてよ」 
すると、妹は今度ばかりは恥ずかしいらしく、すぐには実行しようとしません。 
もじもじしている妹にイライラしてきた俺は、妹の下にしゃがみ込み、 
妹の顔を見上げました。 
すると、観念したように妹が言いました。 
「・・・分かった。よーく見てて・・・」 
314 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:45 ID:X6b4S+xD
あんなアングルで見たのは、おそらくあれが最初で最後でしょう。 
妹は、俺の注文に応えるため、左足を俺の肩に乗せ、自分の背中を壁に 
押しつけ、マムコを俺の眼前に突き出しました。 
凄く恥ずかしがっているのが分かります。腰から下が、小さく震えているのが 
分かったからです。 
でも、妹は思い切りが良かったです。 
一気に股間に手を持っていったと思うと、いきなり俺の眼前でビラビラの左右を 
開ききったんです! 
目の前に広がるピンク色の世界。これを見るまでに、いったいどれだけの苦労を 
したのか・・・。 
感動でした。しかし、俺の感動している目の前で、不意に白いモノが動きました。 
何だ?と思ったときには、俺は既に意識を失っていました。 
315 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 00:53 ID:X6b4S+xD
気が付くと、彼女が運転する車の中でした。どうやら、アルコールの 
大量接種と、シャワーの当たりすぎが祟り、シャワー室で倒れちゃったらしいんです。 
妹がそれを発見した事になっていて、彼女と二人で俺を抱え起こし、車まで 
親切なおじさん三人組が運んでくれたそうです。 
車で目を覚ました俺は、夢だったのか現実だったのかが分からず、 
薄目を開けて妹を捜したら、俺は後部座席で寝かされ、妹は助手席にいました。 
動いた俺に気付いたらしく、後ろをのぞき込んだ妹の口は、こう動いているように 
見えました。 

ヒミツダヨ。 

おしまい。 
329 名前: カンガルー 投稿日: 02/07/18 16:01 ID:jx+De/XA
携帯で送信するので、IDが違うと思いますが、本物のカンガルーです。 
ネタなら、妹とヤッテますよ(W 
こんなに反響があるとは思いませんでしたよ! 
素直に嬉しいです! 
その後の妹とのことですが、さすがにスレ違いになりそうなんで、みなさんからの反応待ちということにさせていただきます。 
今日の夜、九時辺りにおじゃましますね。 
では、また! 
342 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:18 ID:bZS2fLll
あれから、妹との間はぎくしゃくしてしまいました。 
そりゃそうです。酔っていたとはいえ、彼女の妹と、怪しい関係になったんですから。 
でも、そう思っているのは俺だけのようで、妹は普通に接してきます。 

彼女と妹は一緒に部屋を借りて住んでいて、部屋に遊びに行けば、 
顔を合わせることは当たり前のことでした。 
そのときも、いつものように部屋に行き、彼女を迎えに行きました。 
すると、急用で仕事に行かなければいけないということで、 
入れ違いで彼女が部屋から出ていきました。 
アパートの部屋の前で、部屋にも入れず立ち往生をしている俺の上から、 
あの時と同じ声が、そして密かに憧れている姿が、現れました。 
「折角だからあがっていきなよ」 
眩しい笑顔でした。 
344 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:25 ID:bZS2fLll
彼女に約束をすっぽかされたのと、(おそらく俺だけが)気まずく 
なっている時に、妹はどうして俺を部屋に招き入れたのか・・・。 
全く分かりません。でも、居心地悪そうにしている俺に、 
奥の部屋でお茶を入れようとしてくれています。 

正直、妹の心境が分かりません。 
ルックスはかっこいい(2度目ですが、小雪似です。)、センスもいい。 
なのに、何故に俺に対してあんなことをしたのか?ずっと不思議でした。 
・・・もしかしたら、今日はそれを聞けるかもしれない。 
ずっとモヤモヤしたままってのも気まずいだけだし。 
思い切って切り出そうとした俺に向かって、妹はこう言いました。 
「今日は、Hする?」 
奥から聞こえた声なのに、耳元で言われたような声でした。 
347 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:31 ID:bZS2fLll
待て。 
待て待て待て待て。 
どういうことよ? 
全く、妹の言葉は俺を止めるのに充分な威力を持っています。 
何も言えなくなった俺を笑顔で見ながら、妹はお茶を持って来ました。 
目の前に置かれるお茶を飲もうともせず、俺は切り出しました。 
「Hするって、どういうこと?」 
自分が訊きたいことは訊けません。それほど、男は「する」と連想すると、 
他の思考が最前線には出てこなくなってしまうのです。その時悟りました。 
すると妹は、無邪気に笑いながら、「冗談よ」と言って自分のお茶を 
啜ります。 
しばらくの沈黙。しかし、今日は、今日こそは訊かなければいけません。 
思い切って、妹の横顔にこう訊きました。 
「海で俺に見せたのって、俺に気があるの?」 
348 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:37 ID:bZS2fLll
訊いたーっ!訊いてしまったーっ! 
俺の心臓は再びバクバクしています。そう。俺の言っていた気まずさは、 
妹の真意を知らずに、自分だけが「好き」という心が暴走しているのを 
隠すための、一つの防衛手段だったんです。 
つまり、自分の気持ちを紛らわせるために、好きな子に近づかない・・・。 
そんな感じです。 
それを、一気に短い言葉で疑問として投げかけました。 
重苦しい沈黙。 
妹の飲むお茶だけが、その場の音を作っています。 
不意に妹は立ち上がり、何も言わずに奥へと行ってしまいました。 
ビックリして拍子抜けしている俺を置いて。 
次に戻ってきたときには、またも分からない行動をとったんです。 
「まぁ、飲もうよ!」 
暑い夏には、とても美味しく感じる、ビールでした。 
350 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:46 ID:bZS2fLll
俺の脳は、混乱の極みでした。 
彼女が偶然仕事で出たと言うことは、これは仕組まれたことではない。 
少なくとも、妹には仕組みようがない。 
・・・でも、俺を呼び止めるのは、彼女が仕事が入った瞬間に考えついて 
いてもおかしくはない。つまり、俺が今日はフリーになるということを、 
予め知ることは出来たわけだ。 
・・・とすると、こうやって酒を飲ませているのも、ナニカの考えがあって? 
・・・分からない。 
数々の疑問を抱いたまま、俺は誘われるままにビールを飲み干していく。 
部屋に来る前に暑さを充分に味わっていた(俺の車は、エアコンが効かない) 
ことと、前日からの疲れが、更に酒の量を増やさせていた。 
気まずいながらも、ポツポツと世間話も出てくる。すると、以前のように 
会話も出来ている自分に気付いたんです。 
楽しかった。今まで、どうして無理をして会わずにいたんだろう。 
・・・酔いのせいで、自分の本心に気づき始めます。 

オレハ、イモウトノコトガ、スキダ。 
351 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 21:55 ID:bZS2fLll
勿論、俺自身の好みの問題もあります。どちらかと言えば、きつめの 
女の子が好きなんです。「可愛い」よりは、「綺麗」な方が。 
本心に気付きながらも、今付き合っている彼女の顔がちらつきます。 
どうしても、自分の気持ちの不条理さに歯がゆい想いもします。 
・・・しかし。 
酒って、どうしてああも本心を隠し通せるんだろう。凄いよね。 
自分の「好き」という気持ちを隠して、俺は飲み続けました。 
・・・しばらくして、妹が喋っていないのに気付きました。躰が向こう側に 
倒れていて、寝ているようです。 
・・・しょうがねぇな。 
勢いだけで喋っていた自分に気付き、少しだけ冷静になった俺は、妹を 
起こさないように静かに飲み続けました。タバコに火を付けたとき、 
妹が起きてる気配がしました。耳を澄ませると、小声で何か言っています。 
・・・涙声で、妹はこう言っていました。 
「・・・どうして、好きな人がお兄ちゃんなんだろうなぁ・・・」 
俺の中で、何かが壊れていました。 
353 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 22:04 ID:bZS2fLll
ナニモ、シラナイフリデイコウ。 
自分の精神のタガを締め直し、急に起きた振りをします。タバコをそのままに。 
酔っているので、嘘を付くのも小細工が出来ません。あくびをする真似をして、 
「何だ、寝てたのか?」 
我ながら、間抜けでした。見え見えの行動に、妹が気付かないわけがありません。 
それでも、妹は今起きた振りをして、半身を起こしました。 
「あぁーっ!よく寝た!」 
「俺一人に喋らせて、自分だけ寝るなよ」 
冗談半分で、妹の首をヘッドロックします。笑いながらも抵抗してくる妹。 
このまま時間が止まればいい。そう本気で思いました。 
・・・しばらく、お互いに笑いながらドタバタしていると、急に妹が俺の 
腕にしがみついてきました。 
状況を飲み込んだ瞬間、俺は妹の胸を腕に感じていました。ふりほどこうと 
動こうとすると、妹が更にきつくしがみついてきたんです。 
「・・・しばらく、このままでいいかな?」 
顔を下に向けているので、涙は見えませんでした。 
358 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 22:37 ID:5awFNbdG
俺の壊れたモノが分かりました。それは、「理性」でした。 
自分でも、どうしてあれだけ強引なことが出来たのかわかりません。 
俺は妹の両手を引き剥がし、両手首を抑えて、カーペットに押し倒しました。 
その時、妹の初めての顔を見ました。 
涙でグシャグシャになった妹の顔は、愛おしさを通り越して、 
俺を殺すためのナイフにすらなっていました。 
「・・・なんでかな?どうして、お兄ちゃんを・・・」 
抱きしめていました。力一杯に。泣きじゃくる妹に、自分の気持ちを伝えるように。 
・・・どれくらい、そうしていたでしょうか。 
気付くと、俺も泣いていました。自分の気持ちに嘘を付けなくなったのと、 
それをどうすることも出来ない自分が腹立たしかったんです。 
二人で泣き続け、どちらからともなくゆっくりと離れました。 
お互いの眼の中に自分を見つけ、相手の心に自分が居ることに満足し、 
またも、どちらからともなく動きました。 

お互いの唇へと。 
363 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 22:51 ID:+kTF6Svn
「ただいまー」 
・・・やっぱりな。こうなるとは思っていたんだ。 
彼女が帰ってきました。聞くと、仕事をしたのは2時間ちょっとで、 
遅刻した人の穴埋めをしてきたらしいのです。 
ドラマであるでしょ?キスしようとすると出来なくなっちゃうやつ。あれです。 
実際に起こってみると、あれは凄い精神力を使いますね。何事も無かったように 
振る舞うために、妹からいきなり頭突きをしてきたんですから(w。 

「今日はごめんね!その代わり、今からカレーを作ってあげるかラサっ!」 
俺の心とは反比例に、彼女はウキウキしているのが見え見えです。そりゃ 
そうでしょう。彼氏を放ってデートをキャンセルし、今日は会えない 
と思いながらも2時間で帰って来られたわけですから。 
「もうー、どうして携帯に出ないわけ?終わったから遊びに来てって 
言おうと思ったのにさぁ!」 
・・・どうやら、妹との飲酒の時に、俺の携帯に電話をしていたようです。 
364 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 22:58 ID:+kTF6Svn
「そりゃそうだよ。車に起きっぱなしだからね」 
「あ、そっか」 
・・・妹は、俺に頭突きをしたあと、俺とまたもドタバタと暴れていたので、 
喘ぎながらカーペットの上で呼吸を整えています。 
俺が妹をみると、急に立ち上がってこう言いました。 
「あー、疲れた。お姉ちゃん、あたし、少し寝るね」 
「分かったぁ。あ!お酒飲んでるでしょ?私の買ってきた奴ジャン!」 
・・・台所で姉妹喧嘩が始まりました。ま、じゃれ合うと言う程度ですが。 
俺はまたも精神がグチャグチャになり、複雑なままタバコを吸い始めました。 
「あ!ウチでは禁煙って言ったでしょ!もう、そこ閉めて!」 
妹に台所との扉を閉めるように言うと、彼女は一人でカレー作りを続行します。 
扉を閉める前に、妹は彼女に向かってこう言いました。 
「お姉ちゃん、お兄ちゃんの膝枕、借りていい?」 
367 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 23:11 ID:+kTF6Svn
「いいよ。でも、**(俺の名前)!妹に手、出したら駄目よ!」 
・・・笑いながら言っているのが実に怖かったです。冗談のつもりだったんでしょうが、 
俺には良心の呵責に値する、充分な凶器になっていました。 

しかし、妹は何をする気なのだろう?俺の膝枕だと、キスは無理じゃないか。 
やっぱり、本当に疲れて、膝枕が欲しいだけなんだろうか? 
それならそれで、俺としては嬉しい。少しでも、好きな人に触れていられたら 
嬉しいでしょ?「・・・しょうがねぇなぁ。カレーが出来たら起きろよ」 
「はーい」 
笑いながら返事をした妹は、ベッドに凭れている俺の膝に(正しくはアグラ 
の上に)、頭を乗せてきました。シャンプーのいい匂いがします。 
これはこれで良しとしよう・・・。 
368 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 23:13 ID:+kTF6Svn
自分が暴走を始めていたことを反省し、おとなしくなった妹を膝に置きながら、 
これでいいんだ、と自分に言い聞かせました。妹への気持ちは隠していこうと、 
誓ったんです。 
・・・その時。 
膝の上の妹が動いたので、下を見ると、あの海で見た妖艶な笑みを浮かべています。 
ナニ?ドウシタノ? 
妹の右手は、俺のパンツのファスナーを下ろそうとしていました。 
・・・まさか・・・。 
370 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 23:23 ID:+kTF6Svn
気付いたときには、妹は必死に俺のモノを口に含んでいました。おそらく、 
まだ誰のモノもしたことがないんでしょう。その稚拙な行為は、興奮する 
とともに、いつあの扉を越えて彼女が入ってくるのか分からないスリルと、 
「妹がしている行為」という興奮が混ざり、もうどうにかなりそうです。 
小刻みに上下する妹の頭。そのたびに呻くように漏れる声。 
必死に俺をイカせようとしているのが分かります。いつのまにか、両手を 
使って巧みに続けています。 
「お、おい!幾らなんでもまずいよ!」 
小声で妹にそう言うと、哀しい眼差しで俺に言いました。 

「・・・お兄ちゃんのが、欲しいんだよ」 

・・・2分後、俺は妹の口の中にありたっけの想いと一緒に、射精をしていました。 
371 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/18 23:36 ID:+kTF6Svn
・・・放心状態から帰ってくると、彼女がいつのまにかカレーを作り終え、 
目の前のテーブルに並べています。 
はっと気づき股間を見ると、モノは仕舞われ、妹は俺の隣で、無言でカレーの 
皿を自分の前に取り寄せています。 
「さ、今日のお詫びだから、遠慮しないで食べてね!お代わりもあるよ」 
さっきの妹の行動がまたも見えない。 
真意が何処にあるのか。両想いということは間違いなさそうだが、お互いの意思確認がハッキリしていない。 
・・・釈然としない想いを抱きながら、自分のカレーに手を伸ばそうとすると、 
妹の視線に気付きました。こっちを見ています。 
彼女が「あ!私のスプーン、忘れた!」と言って台所に戻ったとき、 
なんだろう?と思いながら見ると、俺を見ながら口を開けました。 
そこには、俺が出した精液が・・・。 
テーブルの上にあった水の入ったグラスをもつと、俺の目を見ながらゆっくりと 
飲み干しました。そして、天使のような笑顔で、しかし哀しげな顔で、声を出さずに 
こう言っていました。 

ヒミツダヨ。 

おしまい。 
379 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/19 00:05 ID:P70vfkf2
ども!カンガルーです。 
こんなに好評を博すと、何だか嬉しいですね(w 
後日談を・・・とも考えたんですが、さすがにすれ違いになりすぎるので、 
皆さんのご想像にお任せします(俺は昔の映画監督か(w)。 

何度も言うように、これは事実です。俺は、今でも妹のことが好きです。 
でも、お互いに付き合ってはいません。書いたとおりです。 
ヤッたかヤッてないかは、答え:やってません。 
だって、妹ですから。好きですよ。好きだけど、越えちゃいけないんですよ。 
二人とも、今回の件があってから、それで納得してるんです。今は、以前の 
ような友達感覚ですよ。 
・・・でも、彼女とは別れそうだな。何故なら、他に好きな人ができたそうだ。 
吉と出るか、凶と出るか?! 

カンガルーでした★ 
380 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/19 00:13 ID:P70vfkf2
そうそう。 
誰にも突っ込まれなかったから忘れてたけど、妹の年齢なんですが。 
18と書いているところと、19と書いていたりします。 
正しくは、19歳です。今年、二十歳ですから。 
・・・あれから、もう一年かぁ・・・。 
・・・やっぱり好きだよなぁ・・・。 

は!激しくすれ違い! 
逝ってきます・・・! 
383 名前: あんた最高 [sage] 投稿日: 02/07/19 01:11 ID:p/AMKlvh
カンガルー氏、読ませてもらったよ。あんたホントに最高だ! 

何々? 彼女に好きな人が出来たって? あんたも出来たって言ってやれ! 
もちろん妹とは言わずにな。きっぱり別れられるよ。 
それから妹とオモイッキリ…(以下自粛 

嗚呼、あんたが羨ましいよ 
384 名前: ☆ [sage] 投稿日: 02/07/19 01:17 ID:bFpmlgGf
>>380 
妹が、姉の彼氏であるカンガルー氏に萌え〜でなかったことを祈る 
吉とでたらまたカキコしてね ガンガレー☆ 
387 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/19 06:18 ID:I2qZUIoo
北井揚! 
妹とのその後の詳細希望の方は、書き込んでくださいね。 
・・・まさか、こんなに反響があるとは思ってもみなかったんで(w 
>384さん 
残念ながら、妹の気持ちは、俺に傾いていましたよ。 
でも、今はお互いに気持ちを隠して過ごしているので、実際は分かりませんね。 

それから、たくさんの褒め称えてくれたみなさん、本当に有り難うございます。 
自分の心の痛手で、たくさんの人を喜ばせることが出来たというのは、 
ちょっと変わった精神治療法みたいで、俺には大きな支えになりました。 
またチョクチョク、遊びに来ますね! 

>>383さん 
>何々? 彼女に好きな人が出来たって? あんたも出来たって言ってやれ! 
>もちろん妹とは言わずにな。 
それは卑怯すぎるので、言えません(w。せめて、彼女が俺から離れるときまで、 
黙っててやりたいんです。・・かるーい復讐(w? 
419 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/21 14:29 ID:1pbExYeO
・・・嬉しい限りですよ。 
みなさんから応援のコールを頂いてるみたいで。 
取りあえず、新たなスレをたてます。板はHねたで、 
スレタイは「Hから分かった真実」とかどうです? 

取りあえず、自分で書き込みはしないと打っておきながら、 
書き込みをまたもしたことをお許しください。 

因みに、「カンガルー」は捨て半だったんで、他の板には無いですよ。 
でも、新たなスレでは、コテ半にするんで、分かりやすいかな? 
と、いうことでした! 
新たなスレでお会いしましょう! 
423 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/22 10:36 ID:SNPpEDxe
何度も何度もすいません。 
新しくスレをたてました![Hな事から分かった真実]です。板は変わってないので、失礼ですが、探して遊びに来てくださいね! 
基本は、マターリで! 
32 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 21:40 ID:RRZSWtxP
お待たせしました!カンガルーです。 
精神療養が必要な程、心を消耗していたため、今まで伸びていました。 
では、その精神消耗の理由が、今夜解き明かされます。 
それでは、お楽しみください! 
35 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 21:52 ID:RRZSWtxP
あれから、既に数日が過ぎていました。 
自分が妹からされたこと、それを考えると、やっぱり顔を合わせることが出来ません。 
それまで頻繁に彼女の家に遊びに行っていたのに、 
急に行かなくなりました。 
自分が感じたのは、妹からの気持ち、いわゆる「好き」という気持ちでした。 

つい先日、妹とはそれまで会わずに、数日を過ごしていたとき、 
突然に「彼女」から呼び出しをくらいました。 
「なんだろう?」と思いながらも、心中はこう叫びます。 
もう、俺を解放してくれ。 
・・・でも、現実がそう簡単に動かないのは、 
少ない人生経験の中で学んでいるつもりです。 
だから、あまり何も考えずに、呼び出された喫茶店に向かいました。 
そこで待っていた彼女が、俺に向かってこう言います。 
「・・・好きな人、できちゃったんだ」 
・・・彼女の目の前のアイスコーヒーの氷が、静かに砕けました。      
36 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 22:15 ID:zm3u54yQ
彼女の話を要約すると、こうでした。 

好きな人が出来た もう、別れて欲しい 

本来なら、自分の気持ちに正直に考えるなら、 
大喜びしても良さそうな言葉です。しかし、そうはいきません。 
彼女と別れると言うことは、もう妹とはおおっぴらに会うことは出来ません。 
それを感じた自分に対する、軽い自己嫌悪。 
俺が黙っていることに、相当のショックを感じていると思った彼女は、 
黙ってこう言いました。 
「本当にごめんね。・・・でも、**(俺の名前)も、私に言えないこと、 
あるよね」 
瞬時に彼女の顔を見るとき、心には妹の笑顔がありました。 
37 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 22:22 ID:zm3u54yQ
バレタ! 
バレタ、バレタ、バレタ! 
「他に、好きな人、いるでしょ?」 
彼女から眼を背けてから、彼女に顔を向けられません。 
そりゃそうです。もう、その時の俺には、妹の顔しか浮かびませんでしたから。 
俺の気持ちは、「妹」にしか向いていないことを、 
不本意ながらその時に分からされた気がします。 
・・・そのまま黙っていると、彼女は俺の目を見ないで、 
静かな口調のまま、こう言いました。 

「・・・私が悪いんだよね」 

・・・どうしてこうなるっ!!!! 
39 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 22:37 ID:zm3u54yQ
・・・その後、とうとう彼女は「真意」を言わずじまい。 
それでも、別れるという運びになってしまいました。 

・・・今は妹が好きでも、長年一緒にいたという歴史があった彼女だけに、 
俺の気持ちは千々に乱れていました。 
・・・それよりも、妹を好きでありながら、彼女への気持ちを 
消せずにいた事が、何よりも自分を傷つける事になっていたんです。 
自己嫌悪の渦に飲まれていました。 

・・・オレガスキナノハ、ドッチナンダヨ? 

喫茶店から出て、真夏の暑さに照らされているはずなのに、 
悲しみと自分を恥じる気持ちだけが全身を包み、 
太陽の下で影を感じていました。 
・・・いつのまにか、涙ぐみながら歩道にあったイスに座っていました。 
その時、(偶然とは恐ろしい)携帯が鳴ります。 
妹からです。 
「よっ!どうしてる?今どこなの?」 
・・・声を出さずに泣く自分を、初めて感じていました。 
40 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 22:45 ID:zm3u54yQ
ほぼ一方的に妹の方から約束をこぎつけ、 
俺は駅へと向かいました。 
人混みの中でもまれる内、どうして彼女が別れを告げたのか考えます。 
バレたのは間違いないのか?それとも、何かの間違いなのか? 

ワタシガワルインダヨネ 

何が悪いんだよ!わかんねぇよ! 
おそらく、通り過ぎる人たちは、俺のことを見ていたでしょう。 
歩道の真ん中で、一人で怪しげな動きをしていたんですから。 
・・・もう、自分の精神を自身で制御できなくなっていたとき、 
背後から突然に抱きつかれます。 
「何してんだよっ!面白いぞ!」 
天使のような笑顔の、妹でした。 
・・・何も言わず、俺は力一杯、妹を抱きしめました。 
42 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 22:55 ID:zm3u54yQ
静かな公園へと移動し、二人でベンチに座るまで、 
俺の気持ちを落ち着けることが先でした。 
・・・何しろ、俺を落ち着けるために、妹がしたことは、 
宥めること、励ますこと、頭をなでること。 
・・・そして、俺への頭突き(w。 
駅前での頭突きは効きました。 

・・・相変わらず、俺は塞ぎ込んだままでした。 
妹は、黙って俺の側にいてくれます。 
・・・色々考えました。 
彼女とのこと。妹とのこと。これからのこと。 
意外なことに、妹とのことで、「付き合う」という事は考えませんでした。 
たっぷりと、夜になるまで考えたとき。 
さすがに俺でも、ここまで時間が進行すれば、流れを感じます。 
はっと顔を上げて、妹へと口を切りました。 
「ごめん!なんか、用があって俺に電話くれたんだよな?何?」 
俺が喋っていることに反応した妹は、笑顔で首を横に振ります。 
「いや。お兄ちゃんに会いたかっただけだよ」 
・・・もう一回、この場で頭突きをしたくなりました。 
43 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 23:07 ID:zm3u54yQ
このあと、二人で居酒屋に向かいます。 
いやー、どうしても酒が絡みますが、好きなんですよ、妹も俺も(w。 
二人で駅前の居酒屋に入り、俺のおごりと言うことで、 
飲み放題食べ放題メニューを頼みます。 
それからが、別の修羅場。 
二人して、食っては吐き、吐いては飲む、というまさに悪循環をやってしまいます。 
それも終わりに近づき、閉店間際。 
俺は意識が回らず、妹もベロンベロンになっているとき。 
不意に、俺の携帯が鳴ります。 
テーブルの上に携帯を置いていた俺は、それも取れないくらいに躰を 
動かせず、床に横になったまま、右手だけで携帯を探します。 
・・・妹が動くのが早かった。 
俺よりも先に携帯を取ると、音がしなくなりました。 
・・・電源を切ったようです。 
俺が「何するんだよ・・・」と力無い声で言うと、こう言いました。 
「お姉ちゃんは、もう繋がらなくても良いでしょ?」 

知ってたのかよ・・・。 
45 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 23:20 ID:zm3u54yQ
またも、二人で黙る時間が来ました。 
・・・しかし、そうはいきません。ここは、普通の居酒屋。 
「すいません、先にお会計の方、よろしいですか?」 
そうだ。店員は、ここから離れない限り、付いてくる。 
俺は無言で立ち上がり、財布を出します。 
妹は、立ち上がらずに俺の携帯を持ったまま、顔を俯かせています。 
会計を済ませ、「行くぞ」と朦朧とした意識で妹に言った俺は、 
妹の右手を軽く持って立ち上がらせようとしました。 
すると、妹はすぐには立ち上がらず、何かを呟いてから立ち上がりました。 
・・・え? 

妹は店を出ると、笑いながら歩いていきます。 
「あははは!遅いぞ、お兄ちゃん!」 
笑顔の妹を見ながら、居酒屋を出る時に妹が言っていただろう言葉を、 
信じたくない気持ちで思いだします。 

ワタシダッテ、ハナレタクナイヨ・・・。 

俺は、どうしたらいい?何がどうなってる? 
47 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 23:24 ID:zm3u54yQ
・・・すいません。 
思い出すと、心が締め付けられます。 
此処までを前編として、明日以降に後編を打つ、と言うことでいいでしょうか? 
どうしても、今はまだ書けません。 

明日、必ず後編を書きます。 
それまで、もうしばらくお待ちください。 
・・・だめ? 
52 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 23:53 ID:zm3u54yQ
>>48 
>>49 
心遣い、ありがとうございます。 
今も、恥ずかしながら、目頭が熱いまま、打っています。 
明日には、必ず後編を完成させます。 
こうなると、板違いかもしれませんが、それは多めに見てやってください。 
心の健康を第一に・・・。いい言葉ですね。 

では明日また、此処でお会いしましょう。 
それでは! 
53 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/24 23:55 ID:zm3u54yQ
・・・しかし、他スレからのレス(ややこしい)が 
流れ込んでくるのは、 
どういうことなんだろう? 

ま、賑やかなのは良いことです(w。 
64 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/25 21:17 ID:oUimoo93
お待たせしました! 
今日、全ての決着がつきました。結果はどうあれ、心はスッキリしています。 
>>33 
これって、此処のスレのレス(またも、ややこしい)ですよね? 
成る程。俺も、それをしたときに(誰に?とは訊かないように(笑))、 
確かに薄襞一枚隔てて、自分の指に感触がありましたね。 
あれって、かなり興奮しますよね。 

さて、そろそろ皆さんもお待ちかねでしょう。今日は後編です。 
>>63お!ほなみぢゃん。こんばんは!元気だったかな? 

たくさんの皆さんが待っていてくれるので、そろそろ始動です。 
因みに、俺はあげで進んでいきますが、途中にメッセージを入れる方は、 
さげでお願いします。 
それでは、今夜もご一緒に。 
65 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/25 21:27 ID:oUimoo93
俺は、酔っぱらった妹をそのままにする事が出来ず、 
一緒に終電を逃しました。 
当然、彼女から振られ、酒も入り、好きな妹と居る。 
心中は荒れ狂っているのに、性欲だけは無くなりません。 
次第に、さっきまで居た公園に戻ってきていました。 
性欲と、複雑な胸中と。 
・・・悩むだけです。 
妹は相変わらず、公園を笑いながら歩いていきます。 
俺は歩みが遅く、酒の気持ち悪さも手伝って、妹へは着いていって居ません。 
次第に妹との距離は開き、いつのまにか100mは離れています。 
元気です。俺に比べて、何倍も。 
それだけに、居酒屋で聞いた言葉が気になります。 

ハナレタクナイ・・・ 

妹の言葉を思い返しているとき、 
向こうを歩いていた妹が止まっているのに気付きました。 
どうしたのか気になりながらも、 
ポケットから出したタバコに火を付けようと、ライターを探しました。 

不意に、妹が叫びました。 
「私は、お兄ちゃんが大好きだーーーーーーーっ!」 
顔が向こう側で見えなかったけれど、涙声なのは分かりました。 
66 名前: カンガルー ◆fVJNsZ3s 投稿日: 02/07/25 21:35 ID:oUimoo93
「でも・・・でもさ・・・」 
そこから先が、小声になってしまって聞こえなくなりました。 
火の付いていないタバコを捨て、 
もつれた足で駆け寄ります。 
途中、何度か転びそうになりましたが、何とか無事に妹の側へ移動完了。 
しかし。 
しかしです。 
妹は、突然走り出し、闇へととけ込んでしまいました。 

・・・どうしたんだ? 
訳の分からない俺だけが残り、公園は凄く静かでした。 
走って追いかけようにも、もう走れるような足ではありません。 
・・・俺は妹にも捨てられたような気分になり、 
急に寂しくなって、一人で公園をトボトボと歩き
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