えちえち体験談
部活を終えて帰宅すると、リビングで妹が友達とiPadで動画を見ていた。
時計を見ると既に午後八時を回っている。
妹の希恵は時間などお構いなしの様子だ。
こんな時間までまずいんじゃないか……まだ中学二年生だぞ。
「ただいま」
「おかえり、晩ご飯カレーあるよ」
今日は両親がいないのだ。
明日は法事があり、仙台にある母の実家に一泊で出かけてしまっているのだ。
「ああ、そんなことよりお友達、帰ってもらいな」
「いいの!亜沙美ちゃん今日泊まるんだから」
ソファに寝転んだ紗英は、ホットパンツから伸びる足をばたつかせてはしゃいでいる。
俺は困惑しながら妹の友達、亜沙美ちゃんに視線を送った。
いつまでも子供っぽい妹に比べ大人びた表情の亜沙美ちゃんは、少しばつが悪そうに会釈した。
ソファで勝手気ままに振舞っている希恵にiPadを見せるように持ちながら、正座している。
この子もホットパンツか……子供たちの間で流行ってるのか?
高校で野球ばかりやっている俺は、そういう女の子の流行にはだいぶ鈍感だった。
棒きれのような希恵の足とは違い、妙に肉付きがよく、俺はすぐに目をそらした。
「母さんいないのに泊まりはまずいだろ」
「お兄、うるさい!お母さんも、亜沙美ちゃんちのお母さんにも許可取れてますー」
小憎らしい口調だ。
俺はいつものように手近に転がっていたビーズクッションを希恵に投げつけた。
「きゃっ!」
希恵がとっさに避け、盾にされてしまった亜沙美ちゃんに思い切りぶつかってしまった。
亜沙美ちゃんは突然のことで驚いて、ひっくり返ってしまった。
「あ、ごめん」
俺は慌てて歩み寄った。
起き上がろうと亜沙美ちゃんがM字開脚のような体勢になった。
それを見た瞬間、俺の股間にどくりと熱い血が充満したのが分かった。
「大丈夫?」
「すいません、全然大丈夫です」
「お兄最低、あっち行け」
妹に言われるまま、俺はとりあえず荷物を持って自分の部屋に退散した。
自室のドアを締め、スクールバッグを放り投げると俺は深いため息をついた。
まずい……妹の友達に一瞬とはいえ欲情してしまった。
これじゃまるでロリコンじゃないか。
しかし待てよ。
俺の妹はあんなにガキっぽいのに、どうして亜沙美ちゃんはあんなに色気があるのか?
座ったままだったので定かではないが、身長は明らかに160センチ近くありそうだ。
妹なんてようやく150センチになったとはしゃいでいたのに。
そんなことを考えていると、俺の股間は再びむくむくと硬くなっていった。
思わずその勢いでオナニーしようかと迷い、ティッシュを目で探した。
いかんいかん、今はオナニーより風呂だ。
さっさと風呂に入って、カレーを食って眠ってしまおう。
俺は妙な胸の高鳴りを抑えて、着替えを用意し部屋を出た。
リビングを通らずに風呂には行けるのだが、ちょっと様子が気になった。
覗いてみるか。
俺は足音を立てずに、そっとリビングに近づき、ドアノブに手をかけた。
ガチャ。
さっき二人がいたソファのあたりに視線を送った。
そんな俺の目に飛び込んできたのは……。
希恵と亜沙美ちゃんが、キスしていた。
俺がドアを開けた瞬間に二人とも飛び上がりそうなくらいに体をビクッとさせた。
希恵はさっき見たままの、寝転がるような体勢でソファにいた。
そこに亜沙美ちゃんが覆いかぶさるようにして、キスをしていたのだ。
一瞬で二人とも、電流が走ったように体を離したが、俺は見てしまったのだ。
「なんで!なにいきなり入ってきてんの!?変態!最低!」
妹が上体を起こし、俺がさっき亜沙美ちゃんにぶつけてしまったビーズクッションを投げてきた。
クッションは俺には当たらず、足元に転がった。
「やだ、最悪、お兄最低!」
「希恵お前、なにしてんだよ……」
希恵は驚きとショックで既に泣き出していた。
俺はこの場をどう収めていいのか、さっぱりわからなくなっていた。
まいったな。
そうだ、とりあえず。
「亜沙美ちゃん……だっけ?ごめん、今日は帰ってもらえるかな?」
「は?お兄に関係ない、あっち行けって!」
「関係ないことないだろ、今日は親がいないんだから俺が責任……」
「なにが責任だよ!うっさい!もうやだ……」
涙をぼろぼろ流す妹を、既に落ち着きを取り戻した亜沙美ちゃんが優しく撫でている。
「ごめんね、帰ってもらえるかな?」
俺は妹を無視して亜沙美ちゃんに諭すように言った。
「すいません、私、帰れないんです」
亜沙美ちゃんが悲しそうな表情で答えた。
帰れない?
ぐすんぐすんと鼻をすすりながら、希恵が俺を睨みつけた。
「亜沙美ちゃんの家、男の人がきてんの!だからうちに来てもらってるの!」
湯船に浸かりながら、俺はおっさんみたいにふうーっと深いため息をついた。
なんてことだ……両親のいない間にえらいことになってしまったな。
さっきリビングで目撃したキスの真相は結局、俺にはさっぱりだった。
ようやく泣き止んだ妹と、冷静な亜沙美ちゃんの説明によるとこういうことだった。
シングルマザーの亜沙美ちゃんの家には、毎週土曜日に男が泊まりに来ていた。
小学生の頃から、何度か男は変わっていったが、ここ1年は同じ相手らしかった。
中学に上がるまでは母親は、子供にはわかるはずもないとタカをくくっていたそうだ。
つまり……亜沙美ちゃんがいるのに男と関係を持っていたということ。
亜沙美ちゃんは母親の声が聞こえないよう耳をふさぐだけだった。
中学生になった亜沙美ちゃんに母親は、辛く当たるようになった。
そして土曜日の夜は、できるだけ友達の家に泊まるようになっていったというのだ。
しかし……なんで妹とキスしていたんだ?
それだけが俺には見当もつかなかった。
まあ考えても仕方ない、とりあえず身体を洗ってカレー食って寝よう。
俺が湯船から立ち上がろうとした瞬間、風呂場の電気が消えた。
停電?
俺は慌てて目を凝らした。
あれ、給湯システムは普通に電気がついている。
どういうことだ、とあれこれ思いめぐらせている間に、風呂の扉がガチャリと開いた。
希恵?それに……亜沙美ちゃん!?
暗がりの風呂場に、タオルをしっかりと巻いた妹と亜沙美ちゃんがそろりそろりと入ってきた。
俺は慌てて湯船に肩まで入り直して、上ずった声で言った。
「ちょっと、なにしてんだよ?希恵?お前なに考えて……」
「お兄、さっきごめんね、お背中流しに参りました」
「お背中って……」
「口止め料だよ、口止め料」
そう言いながら希恵は洗い場に膝をつき、シャワーを使って自分の体を流し始めた。
体に巻きつけたバスタオルがお湯に濡れ、すぐに希恵の裸身にへばりついた。
風呂場の小さな窓からわずかに入ってくる月明かりの中だったが、俺はどきりとした。
「亜沙美ちゃんも早く」
扉にぴったり背中をつけていた亜沙美ちゃんが、ゆっくりとしゃがんだ。
希恵がシャワーヘッドを亜沙美ちゃんに向け、タオルを巻いた体にかけた。
タオルが濡れ、亜沙美ちゃんの柔らかなカーブのある女の体が暗闇に浮かび上がった。
「お兄、あんまりガン見しないでもらえます?あたしの彼女なんですから」
や、やっぱりそうなのか!
希恵、お前は亜沙美ちゃんとそういう関係なのか……。
俺がショックを隠せないまま希恵の顔を見ていると、亜沙美ちゃんがくすりと笑った。
「希恵ちゃんだめ、もっと口止めしなきゃいけなくなるよ、お兄さんのこと」
亜沙美ちゃんの表情は、完全に大人の妖艶さを醸し出していた。
「さあお兄、背中流すからさっさと出て!」
待て、ちょっと待て。
こんな状態で浴槽から出られるわけがない。
俺は完全に硬くなった股間を両手で抑えながら、首を横に振った。
「無理無理無理無理!」
「はぁ?うちらさっきもうお風呂入っちゃったんだから、さっさとして」
「いや無理!それならいいから早く上がれ」
「それじゃ口止め工作できないじゃん、ねぇ」
妹が口を尖らせると、亜沙美ちゃんは微笑んだまま浴槽に顔を近づけてきた。
「お兄さん、もしかして物理的に無理な感じですか?」
やばい。
完全にお見通しだ。
亜沙美ちゃんのいたずらっぽい表情に、俺の股間はさらに硬くなっているぞ。
「えっと……そう、物理的に無理」
「は?立ってるってこと?」
「そうだよ!うるせえなぁ」
亜沙美ちゃんの視線が辛すぎて、俺は口までお湯に浸かってぶくぶく泡を吐いた。
「じゃあ早く小さくさせて!」
希恵は相変わらず無茶を言う。
もしかして本質的なところで男の構造を理解していないのか?
俺と同じことを、どうやら亜沙美ちゃんも感づいたようだった。
「お兄さん」
湯船に顔を寄せて俺の耳元に唇を近づけて言った。
「私が手でしますから、あっち向いてもらえますか?」
こうなりゃヤケだ!
俺は腹をくくって亜沙美ちゃんに促されるまま、湯船のヘリに腰かけた。
なるべく妹には見えないように……なんていうささやかな抵抗をしながら。
「ちょっと、さっさとしなよ」
妹は、洗い場に背を向けた俺に頭からシャワーをぶっかけ始めた。
ひとまず俺は希恵のことは無視して、振り返って亜沙美ちゃんに目配せをした。
両手でがっちりガードしていた、その俺の手の甲に、優しく指が伸びてきた。
俺はゆっくりと両手を離した。
かつてないほど、俺のは硬く勃起していた。
へそについてしまうくらい反り返った俺のそれを、亜沙美ちゃんは右手でそっと包んだ。
亜沙美ちゃんの一瞬驚いたような表情がとても可愛らしく、俺はもう射精しそうになっていた。
俺の竿の全長を、ゆっくりと計測するように細い指がなぞっている。
ぞくぞくするような快感だ。
そして。
亜沙美ちゃんの右手が俺のを根元でしっかりと握って、ゆっくりと動かし始めた。
「ねえ、ちょっと!亜沙美ちゃん?オナニーしてるの?」
やっぱり妹は性教育が根本的に足りていないようだ。
これはオナニー(自慰)では断じてない!
亜沙美ちゃんは希恵に、もうすぐだからと小声で言ったようだった。
俺は少しプライドが傷つけられた。
中学二年生の女の子にそう簡単に射精させられてたまるか。
こうなったら意地でも我慢してやる。
俺がそう思った次の瞬間、竿にさらなる快感がまとわりついた。
亜沙美ちゃんが、両手でしごき始めたのだ。
決して作業的ではなく、強すぎないその刺激が、俺の股間を刺激する。
この子は一体、何を考えてこれほど大胆なことをしてくるのか。
思わず俺は背後にしゃがんで手を伸ばしてきている亜沙美ちゃんを見た。
振り返って視線を落とすと、亜沙美ちゃんが巻いていたバスタオルがはだけていた。
ふっくらと隆起した中学生の可愛い胸が、その先の小さな乳首が、暗闇の中はっきりと見えた。
それを見た瞬間、俺は射精していた。
びゅっ、びゅるっ、びゅるっ。
まるで音を立てて噴出したのかと思うくらい、とんでもない量の精液が湯船に向かって出ていた。
亜沙美ちゃんの両手の指は射精にも驚くことなく、動き続けていた。
陰茎のどくんどくんと脈打つ動きに合わせるように、上下に次第に優しく動かしてくれるのだ。
ああ。
俺はもう死んでいい。
裸の中学生、亜沙美ちゃんの手で俺は人生最高の射精を味わい尽くしていた。
10年後。
新郎席に座った俺に、相変わらず貧相な足をワンピースの裾からむきだしにした妹が近づく。
希恵は俺のグラスにシャンパンをなみなみと注ぐと、俺に小さく耳打ちした。
「お兄、口止め工作、成功だったね」
注ぎ続けたシャンパンが溢れかえった。
あわあわと慌てながら俺がそれを飲み干すと、妹はにっこりと笑った。
そして新婦席に座った白いドレス姿の亜沙美ちゃんにウインクをした。
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