えちえち体験談

「でも、これで暖かくなったでしょ?」

2011/05/18 15:19カテゴリ : 痴漢した・された体験談

低学年までは、結構自由に遊びまくってた物だけど、中学年の終わり頃になると、
もう何か塾や習い事に行かなきゃいけませんって雰囲気になってくる。
とはいっても、その雰囲気に一番敏感なのは母親っていうのに相場は決まっていて、
本人の意思とは無関係に勝手に決めてきてしまい、果ては家計を圧迫するだのなん
だの好き勝手言い始めて、家庭内がぎくしゃくしたりもするもんだ。

それまで、友達と全力で遊んでいた立場としては、たった週二日とはいえ、
大事な時間を無駄に消費しているような気がして、正直かなり不機嫌だ。
かといって嫌な事ばかりかといえばそんな事は無く、それなりに新しい楽し
みも見出していた。”塾での居残り”っていう言い訳のもと、公然と夜遊び
が出来る事。すっかり手足のように馴染んだ自転車で夜の街をかっとばし、
晩御飯に手渡されたメシ代で最高に旨い買い食いで腹を満たす。夜のコンビ
ニに流れる洋楽を聞けば、少しは自分が大人になったような気がして、俺達
は存分に普段見慣れたはずの町のもう一つの姿、夜の街を満喫したものだ。

そして友達と別れた後・・・これからが本当のオレの夜の楽しみとなっていた。

周りに誰もいないのを確認し、思いっきりペダルを踏みしめ、とある場所に向う。
−−−そこは無人の公園。臭くて汚い大きなトイレが、静かに電灯の音を響かせ、
秘密の行動を嫌がおうにも盛り上げる。
自転車を木陰に隠し、オレは最大限の注意を払い、あえて一番汚い男便所の個室
へと向う。・・・そこには、誰かが捨ててったエロ本とか、Hな落書きとか、自
分の部屋には到底置けないような、魅力的なパスワードが一杯詰まってる。
それは、これから行う行為には、絶対に必要不可欠な物なんだ・・・。

ふうっ・・・一息つき、周りに静かに意識を配る。−−−大丈夫、誰もいない。
オレは金具の音をさせないよう、ゆっくりとベルトを外し、短パンとパンツを静
かにゆっくりと脱いで小物置き場に置く。ぐしょぬれかつ汚い床に服をふれさせ
て汚さないためだ。こうすれば、これからの行為に集中することが出来る。
「さて、今日の中身は、っと・・・」心臓をドキドキさせながら、個室の隅に落
ちている雑誌を拾い上げる。−−−今日は看護婦さんか・・・

何の事は無い。精通もまだながら、オレは自分の物をいじくりまわすことで
ある程度 性欲を満足させる方法を覚え、それこそサルのように毎晩そんな
事をしていたのだ。

毛もまだ生えておらず、あまり強く弄ると先っちょが赤くなってしまう。でも
オレはその行為に夢中になってこねくりまわした。まだ効率的なやり方なんか
わからないから、痛くないように、エロ本にしっかり視線を固定しながら息を
殺してやるだけだ。「んっ・・んっ・・・・んっ・・・んんっ・・」腰から背
中にかけて、重い・それでいて電流が走るような快感が走り、俺は個室の壁に
一息ついてもらたれかかった。「へへ・・・」かさかさと紙で先っちょを拭き、
雑誌の中のお気に入りのページをびりっと破る。こうやってオレは、ささやか
なオカズを親目につかずにファイリングしていたのだ。

ーーーこん、こん。

ひぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

だ・・・誰だ?!

さっきまでのささやかな行為への満足感が、一瞬で破滅への絶望感へと変わる。
この行為が恥ずかしくてみっともなくて、人間としての、いや、男としての尊厳を
も地にまみれさせてしまう事は、子供のオレでもわかることだ。−−無視だ、無視!
この場を何時間でも黙ってやり過ごすんだ!!

・・・こん・・こん・・・

ダメだ!!完っ全にばれてるよ!!どうしよう、警察や両親・あまさつさえも友達に
までばれちゃったら、もうお終いだよう!・・・もう泣きそうな気分で、それでも素
直に謝れば、まだ見逃してくれるかもしれない。その思いだけで、オレはそおっとト
イレのドアを開けたんだ・・・。

ぎぃぃいいいいっ・・・・・怪奇物よろしく、必要以上に大きな音をきしませて
ドアが開く。「あわわっ・・・」じょ、冗談じゃない。これ以上他に知られて、
どうすんだよ?!慌ててドアに手を当て、ゆっくりと開いて辺りを見回す・・・。

・・・?

誰もいない・・・いや?!びくっとした。隣の個室から、白く細い手が、ゆっくり
とおいでおいでしてるんだから。
硬直してしまって中々あそこまで行く気がしない。でも、逃げ出した瞬間に後ろから
捕まったら、それこそ言い訳なんか出来やしない・・・オレはゆっくりと、隣のドア
に手をかけた・・・
−−−ばぁああああんっ!!

急にドアが開いて、俺は白い手に掴まれたかと思うと、凄い勢いで個室の中に
引き込まれた!「・・・・−−−−・・・−−−;つ!!!???」
叫ぼうとしたオレの顔や口が、何か柔らかい物で塞がれる!じたばたと必死に
なってもがくオレ!・・・でも、ちょっとした違和感を感じ、少し冷静になっ
て目を薄く開いてみた・・・。

「・・・しーーっ・・・おねがーいーっ・・・何もしないから・・・何もしな
いから、ね?静かにしてー・・・・」

ささやき叫ぶように耳に押し当てられるあったかい吐息。部屋に押し込まれた
ままの姿勢でオレがもがいていたのは・・・白くて柔らかいお姉ちゃんの肌だ
った・・・って?!

がばあっ!!・・・オレは慌てて上半身を上げて、白い腕を引き剥がした。・・
ばあんっ・・・個室は既に閉められていたから、オレはあっというまに逃げ先を
失った。
薄暗い個室の中で徐々に目が慣れていくと、どうやらオレを引き込んだらしい人
も徐々に体を離していく。
すとんっ・・・向かいの西洋便器の蓋の上に腰を下ろしたのは、薄いカーディガ
ンだけ羽織って、後は下着一つ身に付けない、一人のお姉さんだった・・・。

「・・・こんばんわ?ボク・・・」お姉さんは、この状況下で、ごく普通に、凄
く優しい笑顔を見せた。

「・・・お隣で、何をしていたのかなあ?」くすくす笑いながらお姉さんが
オレの顔を見る。
「そ・・・そんな事よりも・・・お、お姉さんこそ は、裸じゃない・・・」
「・・・おちんちん、いじってたでしょう?・・・いけないんだー・・・?」
大人の汚い論理のすり替えで、全然事の真相に近ずけない俺。その状況が混乱を
更に呼び、俺の顔と頭はもうすっかり熱くなっていた。・・・と、その時!
「・・・静かに!」ぐいっとまた腕をつかまれ、今度はお姉さんの前に一緒に
蓋の上に座らされる俺。と、同時に、どこからか酔っ払いらしき男の声が、便所
に近ずいてきた・・・。

男の言葉は、今や何ていってたのかは記憶も定かじゃないんだけど、とにかく甲高い
奇声に近い声を上げて、会社なり何なりの悪態をついていたんだと思う。
「・・・ったくよぉぅ・・・」じーーっ・・・・じょぼろおおお・・・「あーー・っ」
男のため息が聞こえてくる。相当酔っ払ってるようだ・・・と思ったら・・・「!?」

ちーー・・・・っ・・・・

蓋の上に座ってるオレを抱え込むようにしてるお姉ちゃんが、静かにオレの股間の
チャックを下ろし始めた!!(な・・・何してんだよ?!)(んふふ・・・)声に
出来ない激しい会話がやりとりされる。じたばたしようとすると耳元で、暖かいほ
とんど吐息でのささやきがなされ、オレは動きを止めるしかなくなってしまった。

(・・・暴れるとばれちゃうよー・・・?)

動きを止めたオレの股間に、静かに白く細い指が滑り込んでいく・・・

じょぼろおおお・・・・「・・・んあ?っるせえなぁ・・・」男の声に再び息
を飲む。その瞬間、するっとチャックに入った指が、今までこんな風に触られ
た・・・いや、触った事が無いくらい、優しく、くすぐるようにパンツ越しに
なでまわし始める。
ぞくぞくぞくうううっ・・・・寒気がするような感じがして、思わずきゅっと
足を閉じるオレ。必死になってお姉ちゃんの腕を掴むんだけど、もそ・・もそ
・・と動かされてしまうと、どうにも腰砕けになってしまうのだ。そして、つ
いに濡れてしまってるパンツの膨らんだところに裂け目を入れるように指がな
ぞられ・・・恥ずかしい立ったチンチンをぽろっ、と出されてしまった。

(濡れてる・・・だめよお?ちゃんと拭かないと・・・汚いよ・・?)ふふって
いう吐息まじりに言われると、尚の事情けなくて恥ずかしい気持ちが湧き上がっ
てくる。どうしようもなく、オレはほんとに泣きそうな気分で必死にお姉ちゃん
の腕を抑えてた。でも、手首から先の動きだけで、オレの情けないアソコは散々
弄ばれてしまった・・・。そこへ、
「・・・おーい、ボーズ?苦しいんかあ?」隣でションベン終えたおじさんが壁
越しに聞いてくる。本来なら絶対答えないけど、もう、隠しとおす事だけ考えて
たから、必要以上の大声で「う、うん!寒くってなかなか出ないんだっ!!」
とか答えた。

くすくすっ・・・と笑って、くにゅくにゅとまだ皮の向けきっていない先っちょ
をこねまわすお姉ちゃん。もう冬が始まっていたから、吐く息は細く白く、オレ
の耳元を暖めなでていく。「・・・っうっ」思わず声を上げてしまう。あまりの
屈辱感に、つい涙が出てしまった。
「っひっ・・・ぐしゅっ・・」そうするとおじさんは、心配そうにこういった。
「・・・ボーズ?風邪引かないようになあ?これ・・・」ぽんっと投げ込まれる
ポケットティッシュ。んっ・・・お姉ちゃんの頭にあたり、それを受け止めたお
姉ちゃんが、ひらひらとそれをオレの前に見せつけた・・・。

おじさんが去っていったのを充分な時間かけて確認した後、オレはお姉ちゃん
の手から離れ、お姉ちゃんを見据えた。「あら・・・怒っちゃった?」あらあら
という顔でオレを見返すお姉ちゃん。・・・あったまりだえっつうの!!オレは
怒りにまみれて怒鳴ろうとした・・・けど。
「なんっで・・っ・・・こ、こんな・・こんなっ・・・」ぐすっ・・ぐじゅるっ
・・さっきまでの緊張が解けたせいか、男として情けない所を見られたショック
からか、本当にそんな意思は無いのに涙が後から後から出て止まらなくなった。
ひくつく嗚咽で言葉にもなりゃしない。このバカお姉ちゃんに言いたい事は山程
あるのに・・・・そしたら、すうっと白い手が伸びてオレの両頬を押さえるよう
になでまわしていった。

「・・・ごめんね?ボク・・・」すうっと頭に手が伸びて、優しく髪をなぜる。
「怖かったねえ?・・・」うんうんとオレの顔を見合わせて頷くお姉ちゃん。
違うよ、お姉ちゃん!オレは自分の情けなさと、お姉ちゃんにされた行為の屈辱
さに泣いてるんだってば!!・・・どうにもこうにも会話がかみ合ってないよう
な気がして、はぁって思わず息を付いてドアにもたれかかった。そしたら、オレ
の顔を覗き込んでいたお姉ちゃんの正面に、まだ立ったままのチンチンを晒す事
になってしまった。再びかーっと熱くなるオレ。お姉ちゃんはうふって笑うと、
「ごめんね・・・?」って言いながら、ほふうぅって口をすぼめながら先っちょ
に息をふきかけた。あそこにそって流れる暖かい空気の流れが敏感な先に触れて
いく。そしてお姉ちゃんは、そのまま先にキスをした・・・。

今日、二回目のイキだった。

傍から見たら、きっとおもらししちゃった弟を、優しくなだめながら拭いてあげ
てる・・・そんな感じに見えたことだろう。そのビジョンを思い浮かべて、オレ
はまた泣いた。

・・・情けない、・・・恥ずかしい、・・・ばかみたい・・・・

「・・・ほら?おじさんのくれた紙で、キレイキレイしようねー?」そんな
オレの気持ちなんかお構いなしに、ニコニコと優しく、丁寧に濡れたチンチ
ンの汚れをぬぐってくれるお姉ちゃん。はた、と気付くと、お姉ちゃんがし
ゃがむようにオレの顔を覗き込んでた・・・。

ぐしいっ・・・・涙をぬぐった勢いで、オレはお姉ちゃんを振り払うように
手を振った。・・・・かちゃっ・・・無言でズボンを引き上げ、そのまま振り
切るようにドアに手をかけた。もう何を話してもはぐらかされるだけだし、何
か話そうとすると涙が会話を邪魔しやがる。もう早くこの場からいなくなりた
かった。・・・そんなオレを見て、寒そうに肩にはおったカーディガンをかき
寄せ、便座の蓋の上に膝をくるませるように乗せて、お姉ちゃんは寂しそうに
こう言った・・・。

「ごめんね?・・・寒かったから。・・・でも、あったたかったよ?ボク・・」

オレは過去、女の子を苛めて嫌な思いをした事があったから、こういう姿を見せ
られると息が詰まってしまう。
お袋に怒られるのが目に見えたけど、今日見せてしまった醜態を何とか男らしい
態度で取り繕いたくて、オレは「・・・んっ!」と無言で自分のジャンパーを脱
いでお姉ちゃんに向って押し付けた。
「・・・良い子だねー・・・」こくっと覗き込むように小首をかしげ、さらあっ
とさっきの寂しそうな笑顔が、本当に優しい顔になる。正直、あんなにこのオレ
を屈辱にさいなやまさせたお姉ちゃんがどうしてこんな笑顔ができるのか、俺に
はさっぱりわからなかった。

でも、またこのお姉ちゃんは訳がわかんないこと言うんだ。だって「・・・
でもね?そういう寒さじゃないの・・・第一、ボクが困るでしょう?」そう
いって、ぽふっとオレの顔を胸元で抱きしめるんだ。ほっぺに胸の先があた
ってコリってして、オレは思わず「ーーーんーーっ!!」ってお姉ちゃんを
押し返す。「・・・こんなに冷たいのにね?・・・でも、これで暖かくなっ
たでしょう?」・・・いちいち手玉に取られる感じでむかつく事この上ない。
正直親切もアダで返された気分でもういてもたってもいられずにドアを開けて
出て行こうとした。

「・・・いっちゃうの?」・・・また、どうしてそう寂しそうな声を出すんだ
ろう。そして、どうしてそんなお姉ちゃんをオレは無視できないんだろう・・。
後ろを振り向かずに思わずこう叫んだ。「・・・明日、また来てみよっかなっ!」
「・・・ふふっ・・・」嬉しそうな声が、息を殺すように聞こえてきた。そりゃ
そうだ。こんなドアを開けている時にばれたら大変な事だ。そこに気付いたオレ
は、トイレのドアをしっかり閉じた。閉じる瞬間、片手を上げてニギニギしながら
”ばい、ばい”するお姉ちゃんの笑顔が見えた。

すっかり遅くなってしまったオレは、自転車を飛ばしながら今更のように冷静に
心の中で突っ込んでた。”・・・明日もいるんかい?!そしてオレは行くんかい?!”
−−−無論その日は遅くなりすぎて、オヤジからのツッコミをもらったのは言うまでも
ない事だった。

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